ブログ

家づくりについて「土地付き注文住宅」と「建売住宅」は何が違う?コストや柔軟性などを比較!

戸建てのマイホームを考えていると、「土地付き注文住宅」という言葉を目にすることはありませんか?土地付き注文住宅とは、建築会社や施工期間などがあらかじめ決まっている“建築条件”がついた土地で建てる注文住宅のことをいいます。

土地と建物がセットになっている点では、「建売住宅と同じなのでは?」と思うかもしれません。しかし実際は、土地付き注文住宅と建売住宅とでは、コストや住まいの自由度が大きく異なります。

マイホームは人生の中で1番と言ってもいいほど大きな買い物になるからこそ、後悔しない家づくりが大切。「土地付き注文住宅についてよく知らない」「建売住宅と何が違うの?」という方は、それぞれの仕組みやメリット・デメリットをよく理解しておきましょう。

今回は、マイホームを建てるときの選択肢となる「土地付き注文住宅」と「建売住宅」の基本知識や、コスト・柔軟性の違いなどを比較していきます。  

関連ブログ
土地探しでよく見る「建築条件付き」とは?賢くコストを抑える分譲地の魅力も◎

土地付き注文住宅って?注文住宅とは異なる魅力がある

通常の注文住宅は、まず土地を購入した後に、自分たちに合った建築会社と建築請負契約を交わすことが一般的です。土地と住宅は別々に購入するため、建築会社や建築時期などを自分たちが自由に決められるのが特徴です。

一方、土地付き注文住宅では、土地購入の条件としてあらかじめ建築会社が指定されています。建築請負契約についても一定期間内(一般的には3ヵ月)に締結することが条件とされているので、スムーズに家づくりが進められる特徴があります。

また、土地付き注文住宅は、完全自由の注文住宅と比べて建築会社や建築期間などの条件があるものの、間取りやデザインなどはある程度自由に決められることも魅力。販売会社は土地と建物のセットで利益が得られるので、注文住宅より低コストで家が建てられる場合も多くあります。

注文住宅と土地付き注文住宅の違いをまとめると、このようになります。

注文住宅

  • 土地と建築会社を別々に見つけられる
  • 間取りやデザインも完全自由設計で、こだわりを反映できる
  • 土地と建物を別々に購入するため、資金計画に注意が必要

土地付き注文住宅

  • 建築条件付きのため、建築会社を一から探す手間が無くなる
  • 建築会社や建築期間に指定はあるものの、設計の自由度は高い
  • 注文住宅よりも低コスト、スピーディに家づくりを進めやすい

「選択肢が多すぎて土地や建築会社を選びきれない」「コストをできるだけ抑えつつも、自分たちの希望もある程度反映させたい」という方は、土地付き注文住宅も視野に入れてみましょう。  

 

建売住宅とは?土地付き注文住宅との違いを比較!

通建売住宅とは、土地と住宅がセットで販売されている戸建ての新築住宅のことをいいます。建築条件の付いた「土地付き注文住宅」と似たようなイメージがあるかもしれませんが、実は大きく異なる点があります。ご家族の希望や予算などを踏まえたうえで、しっかり検討することが大切です。

それでは、両者の違いを比較してみましょう。  

建売住宅 土地付き注文住宅
設計の自由度 設計プランが決まっているため、間取りやデザインを自由に選択できない。 建築会社の指定はあるが、間取りや設備、デザインなど細かな点まで自由度は高い。
購入前のイメージ 設計プランが決まっているため完成形をイメージしやすく、建築済みであれば実物をチェックできる。 図面や設備・仕様サンプルだけでは、仕上がりのイメージが掴みにくい。
建築中のチェック 完成済みの住宅は建築過程を見ることができない。 契約後に工事が始まるため、建築過程をチェックできる。
コスト 同じ仕様の住宅を何軒か販売するため、設備・建材の調達コストを削減、建築工程の効率化が図れる。注文住宅よりもコストが抑えられる。 設計プランを自由に決められるため、コストをかけるところ・抑えるところを柔軟に調節できる。
入居までの期間 完成済・建築中の住宅を購入できるため、短期間で入居できる。完成済みであれば、約1ヶ月前後で入居が可能。 一定期間内に工事請負契約を締結する必要があるため、契約後約5ヵ月で入居が可能。
資金計画 すでに販売価格が決まっているため、資金計画を立てやすい。 土地と建物がセットとなるため必要な資金を把握しやすく、設計段階でコストダウンなどの計画が可能。

 

建売住宅のメリット・デメリット

建売住宅では、すでに完成している住宅を販売したり、建築中に販売が開始されることが一般的。住宅の間取りや設備、デザインなどの設計プランはすでに決まっていることが特徴です。完成後であれば実物をチェックできるため、「思っていたのと違った」と失敗する心配もありません。

また、建売住宅は、まとまった土地を区画に分けて、同じ仕様の住宅を建てて販売するケースが多くあります。ニュータウンのような大規模開発の建売住宅では、街並みとの調和や外観の統一性を持たせていることも魅力といえるでしょう。

ただし、コストを抑えやすい、資金計画が立てやすいなどのメリットもある反面、土地付き注文住宅のような柔軟性は期待できない点がデメリットといえます。「間取りやデザインを自由に決めたい!」という方は、建売住宅では満足できないかもしれません。  

土地付き注文住宅のメリット・デメリット

土地付き注文住宅は、施工する建築会社が指定されていますが、基本的には注文住宅と同じように設計プランを自由に決められるのが大きなメリットです。

ただし、指定された建築会社によっては、対応できる工法や選べる設備・仕様などが限られることも。土地付き注文住宅を選ぶ際は、自分たちの要望を叶えてくれる建築会社かどうか、事前に確認しておくことが重要です。

また、設計の自由度が高いので、予算に応じてコストを調整しやすい利点がありますが、こだわり過ぎると予算オーバーになる可能性もあります。住宅ローンの返済額、諸費用など考慮したうえで、「間取りや設備にどこまでこだわるか」検討しましょう。

さらに注意しておきたいのは、建築までの期間が限られている点です。土地の売買契約~建築請負契約まで一般的に3ヵ月と定められていることが多いため、その場合は間取りやデザインなど検討時間を十分に取れない可能性があります。とはいえ、「家づくりの工程に時間をかけたくない」「土地探しや建築会社探しが進まない」という方にとっては、スピーディに契約を進められることは大きなメリットといえるでしょう。

ちなみにマルマインハウスの土地付き注文住宅の場合は、ある程度プランが固まってから土地契約を行っているため、一般的な期間である3カ月もかからない方がほとんどです。  

 

家へのこだわりや予算など、“何を重視したいか”考えよう

土地付き注文住宅と建売住宅では、それぞれ設計の柔軟性やコストなどが異なります。どの住宅が向いているのかは、ご家族さまが「何を重視して家を建てたいか」が大きな判断基準になります。

「低価格で時間や手間をかけずに家を買いたい!」という方には、建売住宅を選ぶのも方法のひとつ。一方、「こだわりを重視したい」「土地や建築会社探しに時間をかけたくない」という方には、家づくりの自由度が高い土地付き注文住宅も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

マルマインハウスでは、住宅設計から街づくりまでを手掛ける土地付き注文住宅「分譲プロジェクト」を実施しております。その土地の周辺環境や気候、景色からコンセプトを描き、建築から街づくりまでをデザイン。ご家族さまのご要望に応じて柔軟な設計ができるよう、内装仕様や設備が選べるセミオーダースタイルを採用しています。

「家づくりを効率よく進めたいけど、建売住宅じゃ満足できない」という方は、マルマインハウスの分譲プロジェクトで理想の住まいを実現してみませんか?分譲エリアや価格などのご相談も、お気軽にお問合せくださいませ!

関連情報
注文住宅分譲プロジェクト

2020.09.03

ブログ一覧に戻る

おすすめの関連記事