ブログ
家づくりについて【早見表付き】1坪・1平米はどれくらいの広さ?分かりやすい考え方や坪単価の計算方法
土地の情報を探していると、「〇〇坪」や「〇〇平米」といった表記を目にします。土地の広さを示す単位として使用されていますが、「実際にどれくらいの広さなのかイメージがしにくい」という方もいるのではないでしょうか。
1坪や1平米あたりの広さや分かりやすい換算方法を理解しておくと、おおよその敷地面積や設けられる部屋数をイメージしやすくなり土地探しがスムーズになります。
今回は、坪や平米、畳数などの単位について、わかりやすい考え方や計算方法、広さの目安について解説します。
広さを表す単位「坪」の意味
坪(つぼ)とは、日本古来の測定法「尺貫法(しゃっかんほう)」による単位の一つです。
1坪の具体的な面積は、「1辺が6尺(約1.81818178m)の正方形」とされており、「1坪=3.30578㎡」になります。ちなみに「1㎡=約0.3025坪」となります。
不動産では、土地の敷地面積や建物の床面積を示す単位として「坪」が使われるケースが多くなっています。また、「坪」のほかにも「平米(㎡)」「畳」といった単位が用いられていますが、それぞれ面積の考え方が異なります。
分かりやすい「平米」や「畳」への換算方法
「○○坪」という単位を平米や畳数に換算すると、広さをイメージしやすくなるのではないでしょうか。ここからは、「坪」の広さの分かりやすい換算方法をご紹介します。
●1坪=約3.3平米(㎡)
「1坪」を平米に換算すると「約3.3平米(㎡)」となります。
平米(㎡)はメートル法によって面積を表す単位の1つであり、1平米とは「1m×1m」の正方形を指します。建物請負契約書や不動産売買契約書などの書類では、「坪」ではなく「平米(㎡)」の単位で表示されます。
●1坪=2畳
「畳」は、主に部屋の広さを表す単位として用いられます。和室に敷いてある畳1枚分が「1畳」で、2枚分だと「2畳」となります。
一般的な長方形の畳の長辺は、坪単位における一辺の長さ(約1.82m)が基準となっているため、「1坪」を畳に換算すると「2畳(畳2枚分)」になります。
ただし、畳の大きさは地域によって異なることがあります。ハウスメーカーや工務店によって採用している畳の大きさが異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
▼地域ごとの畳の広さ
畳の種類 | 用いられる地域 | 広さ |
---|---|---|
京間(きょうま) | 西日本 | 約1.82m²(191cm×95.5cm) |
中京間(ちゅうきょうま) | 東海地方 | 約1.66m²(182cm×91cm) |
江戸間(えどま) | 東日本 | 約1.55m²(176cm×88cm) |
団地間(だんちま) | 多くの集合住宅 | 約1.44m²(170cm×85cm) |
このようにエリアによって畳の大きさに違いがあることから、不動産取引上の表現については規定が設けられています。不動産表示規約において、畳1枚あたりの広さは「1.62㎡以上」であることが定められています。
なお、家の間取りで畳数の単位を示す際に「帖」と表記される場合があります。どちらも部屋の広さを表すのですが、もともとは和室の広さに対して「畳」を使っていたため、「洋室」が増えてくるとどちらにも使える「帖」の表記が浸透してきました。
【早見表付き】マイホームを建てるのに適した広さは?
1坪を平米や畳に換算すると、「約3.3平米」「2畳」になります。マイホームを建てるときに広さをイメージしやすくなるように、早見表にまとめました。
▼坪・平米(㎡)・畳の早見表 (1坪=3.30578㎡にて計算)
坪 | 平米(㎡) | 畳 |
---|---|---|
1坪 | 約3.3平米(㎡) | 2畳 |
5坪 | 約16.5平米(㎡) | 10畳 |
10坪 | 約33.1平米(㎡) | 20畳 |
20坪 | 約66.1平米(㎡) | 40畳 |
30坪 | 約99.2平米(㎡) | 60畳 |
40坪 | 約132.2平米(㎡) | 80畳 |
50坪 | 約165.3平米(㎡) | 100畳 |
また、マイホームの広さを考える際は、設ける部屋数だけでなく「LDKの広さ」「各個室の広さ」「浴室や洗面所の広さ」などを考慮することもポイントです。戸建てで空間にゆとりがあり快適に暮らせる一般的な広さは、以下のとおりです。
▼【部屋別】快適に暮らせる広さの目安
部屋 | 広さの目安 |
---|---|
LDK | 17~20畳(約8.5~10坪) |
寝室 | 6~8畳(約3~4坪) |
子ども部屋 | 4.5~6畳(約2.25~3坪) |
浴室 | 2~2.5畳(約1~1.25坪) |
洗面脱衣室 | 2~3畳(約1~1.5坪) |
トイレ | 1~1.5畳(約0.5~0.75坪) |
このほかにも、玄関や階段、廊下、収納など必要な面積があります。特に収納についてはご家族によってどこにどれだけ必要か変わる場所となります。
土地情報に記載がある「坪単価」の意味と計算方法
坪単価とは「1坪あたりにかかる建築費」を指しており、「建築費÷坪数」で算出されます。例えば、30坪の家を3,000万円で建築した場合は以下のように算出します。
▼坪単価の算出例
3,000万円÷30坪=100万円
坪単価を見ることで、同じ広さの土地に対してどれくらいの建築費がかかるか比較検討しやすくなり、工務店やハウスメーカーを選定する基準の一つにもなります。ただし、建物本体の建築費を基に算出されるため、付帯工事費にあたる外構工事や地盤改良工事などは含まれていません。
工務店やハウスメーカーによって坪単価の算出方法が異なる場合もあるため、あくまで目安の一つと考えるとよいでしょう。
土地探しから建築まで安心して進められる分譲プロジェクト
マイホームの準備を進めるにあたって、希望の広さや立地、周辺環境などの条件をすべて満たす土地を見つけることはなかなか難しいことといえます。
「土地を探しているけれど見つからない」「色々な土地を見たけれど、決断するのが不安」といった方もいるのではないでしょうか。
マルマインハウスの『分譲プロジェクト』では、奈良のエリアを中心としてさまざまな地域で注文建築用地をご用意しております。その土地が持つ風土や景色と調和した家づくりを大切にしており、街並みと溶け合い、暮らすほどに愛着の湧く住まいを設計いたします。
また、土地探しと建築会社を別々に探す必要がないほか、間取りやデザイン、設備などは注文住宅と同様に自由に設計できることが魅力です。ご家族さまのこだわりを反映しつつ、安心してスムーズに家づくりを進められます。
分譲中プロジェクトの資料請求や来場予約は、こちらからご確認ください。
2025.05.08
- Tag