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家づくりについてリビングのドアで印象が変わる!お部屋の雰囲気に合わせた選び方のアイデア

お部屋の印象を左右するポイントの一つに「リビングのドア」があります。

リビングのドアは、数ある室内ドアのなかでも最も目につきやすく、1日のうちに開閉する頻度も多くなりやすいことから、お部屋に合わせたデザインと利便性の両方を考慮することが大切です。

そこで今回は、選び方によってお部屋の印象が変わるリビングのドア選びについて解説します。マイホームを建てる際のイメージづくりにお役立てください。

住宅デザインにおける室内ドアの重要性

理想の住まいをつくるうえで、「どのような室内ドアを選ぶか」は重要なポイントとなります。なかでもリビングのドアは、玄関からリビングまでの空間を仕切るだけでなく、快適性やデザイン性を高める役割があります。

▼リビングのドアが持つ役割

  • リビングの光を廊下や玄関に取りこむ
  • 空間の統一感や奥行き感を出す
  • 色や素材で空間のアクセントをつける など

採光部があるドアを選ぶことにより、廊下や玄関にリビングの光を取り入れられます。また、お部屋のイメージに合わせた室内ドアは、空間の印象アップにつながります。

さらに、各部屋との動線や開閉頻度を踏まえて室内ドアを選ぶことで、ストレスなくスムーズな移動ができるようになります。自分たちのこだわりを詰め込める注文住宅だからこそ、ドアの種類についても慎重に選びたいところです。

リビングのドアを選ぶときのポイント

さまざまなデザイン・形状のドアがあるなか、選び方に迷ってしまう方も少なくありません。リビングのドアを選ぶ際に検討したいポイントには、主に以下の4つが挙げられます。

ポイント1|ドアの開閉方式

1つ目のポイントは、ドアの開閉方式です。注文住宅で採用されるリビングのドアには、大きく開き戸・引き戸・折れ戸の3種類があります。

▼ドアの開閉方式

種類 開閉方法 特徴
開き戸 奥や手前に扉を押し開ける
  • 日本の住宅で最もスタンダードなタイプ
  • シンプルで使いやすい
  • ドアを押し開けるスペースが必要
引き戸 扉を横にスライドする
  • 日本の伝統的なタイプ
  • スペースを取らずに設置しやすい
  • 最小限の動作で開閉できる
折れ戸 扉を折りたたむように開閉する
  • 全開時に空間を広く見せられる
  • 隣接する部屋との仕切りにも使われる
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ポイント2|ドアのデザイン

2つ目のポイントは、ドアのデザインです。

最近ではさまざまなメーカーから豊富なデザインのドアが販売されています。リビングの印象を左右するデザインの要素には、以下が挙げられます。

▼ドアのデザインを構成する要素

  • 素材
  • 取っ手の形状や素材
  • パネルやフレーム など

北欧や和モダン、アンティークなど、「どのような住宅のテイストにしたいか」「統一感を大切にするか、あるいはアクセントをつくるか」など、叶えたい雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。

ポイント3|ドアの採光部

3つ目のポイントは、ドアの採光部についてです。

ガラスがあるドアは、照明と自然光を取り入れられるため、玄関や廊下からリビングにいる家族の気配を感じられます。

▼ドアに使用されるガラスの種類

  • 透明(クリア)ガラス
  • カスミガラス
  • モールガラス
  • チェッカーガラス
  • ステンド風ガラス など

ガラスの種類によって採光や視線のとおり方が変わるほか、お部屋の雰囲気づくりにも影響します。カフェ風やアンティーク風のテイストにしたい場合にも、ガラスを使用したドアがぴったりです。

ポイント4|ドアの形状・サイズ

4つ目のポイントは、ドアの形状・サイズです。

ドアの高さと天井の高さを揃える「ハイドア」を選ぶと、空間がスッキリし、開放的で奥行きのあるリビングにすることができます。リビングに用いられる一般的なドアのサイズは、以下のとおりです。

▼一般的なリビングドアのサイズ

高さ
約750~850mm 2000前後

ドアの形状については、一般的な長方形だけでなく上部をアーチ型にしたものもあります。

おしゃれなリビングをつくるドア選びのアイデア

ここでは、おしゃれなリビングづくりにとって大切なドア選びのアイデアをご紹介します。

①壁と同系色で揃える

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ギャラリー:リビング

リビングの壁の色と調和する同系色のドアを選ぶと、空間に統一感が生まれてお部屋を広く見せることができます。

ホワイト系の壁×天井に同じホワイトのドアで、一体感がありながらもガラスの縦ラインがアクセントになっています。木目の床と合わさりナチュラルなお部屋の雰囲気に、優しさだけではなくスタイリッシュさも感じられるリビングになっています。

②床の素材と合わせる

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床とドアの色みや素材を合わせることもアイデアの一つです。床材に合わせて木材のドアを選ぶことにより、自然の温かみを感じられるリビングになっています。

木目調のドアを選ぶ際は、床や天井、家具などのほかの木材との色味を揃えると、統一感のある空間になります。また、縦にガラスのスリットが入ったデザインは、ほどよく目隠しをしつつリビングの採光を取り入れられます。

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③アクセントカラーを取り入れる

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リビングの床や壁の色・素材と合わせるのではなく、アクセントカラーをドアに取り入れるアイデアもおすすめです。

ドアはブラックの濃い目の色のドアを取り入れることで、空間が引き締まって見える効果があります。またストライプ状のガラスを組み合わせることで、抜け感もあります。

リビングのドアをアクセントとして取り入れる場合は、壁・床・家具をシンプルなテイストに統一すると洗練された印象になります。

④インテリアに合わせる

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和モダンなリビングのインテリアに合わせて、木材を格子状に施した引き戸形式のドアを選んだ住まいです。

木材を使用した格子状のドアデザインは、自然のぬくもりがありつつもスタイリッシュな印象があります。リビング全体のインテリアのテイストと合わせることで、空間にまとまりが生まれています。

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⑤ほかのドアと色の組み合わせを考える

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リビングのドアを選ぶ際は、ほかのドアや扉の色との組み合わせを考えることもポイントです。こちらの住まいは、玄関とリビングをつなぐドアにグレーの引き戸を選び、隣接するドアだけでなくリビングの奥にあるドアの色も統一しています。

また、キッチンにある収納扉はグレーと相性のよいホワイトに揃えており、床材の質感が際立った柔らかく落ち着いたテイストにまとめています。

⑥ガラス扉でより開放的に

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富雄北モデルハウス

リビングのドア一面にガラスを取り入れることで玄関ホールともつながり、LDKがより広く、開放的な空間に。またフレームの黒が空間を引きしめてくれます。

扉を閉めていても空間がつながっているので、LDKにいながら玄関の様子も分かりやすく、家族の帰宅などお互いの気配を感じられます。

ドア選びで空間をおしゃれに格上げしよう

今回は、リビングをおしゃれにするためのドア選びについて解説しました。

種類が豊富なドアを選ぶときは、ドアの開閉方式・デザイン・採光部・形状やサイズに着目することがコツです。家を建てた後に「もっとこうすればよかった」「色や素材にこだわればよかった」と後悔しないために、理想のイメージを基によく考えて選ぶことが大切です。

マルマインハウスでは、快適で安心な住まいを実現することはもちろんのこと、毎日を楽しく、気分よく過ごせるような空間づくりを大切にしています。

時代とともに変わる住宅のトレンドだけに左右されることなく、ご家族さまの好きなテイストやライフスタイル、趣味なども踏まえて、住むほどに愛着が生まれるデザインをご提案いたします。

家づくりに関する記事は、こちらからもご確認いただけます。

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2025.05.29

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