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家づくりについて「タイパ」に優れた家づくりでゆとり時間を創出。間取りや動線設計のコツ
生活スタイルや価値観が人によって異なるように、理想とする住まいのカタチは家族によって変わります。マイホームを建てるときには、「そこでどのような暮らしがしたいか」を考えることが大切です。
特に共働き夫婦や忙しいビジネスパーソン、子育て家族では、毎日が目まぐるしく過ぎてしまいがちです。生活の質を高めるには、自宅でゆとりのある時間を過ごすための工夫が必要といえます。
そこで考えたいのが、「タイパのよい家づくり」です。今回は、忙しくても自宅でゆとり時間を創出できるタイパのよい家づくりのコツについてご紹介します。
家づくりで考えておきたいタイパとは
タイパ(タイムパフォーマンス:時間対効果)とは、時間的な効率の良さを示す言葉です。費やした時間に対して高い満足度や成果が得られることを「タイパがよい」といいます。
近年、タイパはコスパ(コストパフォーマンス:費用対効果)と並んで注目されており、働き方や家事、サービスの利用などの幅広い分野で人々の意識が高まっています。
忙しい毎日を過ごす現代人にとって、タイパは暮らしの満足度を左右する重要なキーワードとなります。生活の拠点となる住まいにおいても、時間を効率的に使って趣味や自己啓発、リフレッシュの時間に充てられるようにしたいところです。
忙しい人こそタイパのよい家づくりが大切
タイパのよい家をつくることで、さまざまな効果が期待されます。
▼タイパのよい家がもたらす効果
- 気持ちに余裕のある生活ができる
- 家族で過ごす時間が増える
- 趣味やリフレッシュのための時間を作れる など
仕事や家事、育児など一日のうちにやることが多くなると、時間に追われてしまい不安や焦りを感じることがあります。タイパのよい家となるよう工夫することで、時間的なゆとりが生まれて気持ちの面でも余裕が生まれると考えられます。
また、効率的に家事をこなせるようになることで、限られた時間を有意義に使うことができます。家族団らんの時間を取りやすくなったり、趣味やリフレッシュなどに充てたりと、マイホームで過ごす時間がより良いものになるでしょう。
タイパに優れた間取りや動線設計のコツ
ここからは、マルマインハウスの施工事例とともにタイパに優れた家づくりのコツをご紹介します。
コツ①帰宅動線を短くする
家に帰ってからリビングやキッチンに向かうまでの「帰宅動線」が短く、移動がスムーズになるように設計すると、家の中を歩き回るストレスと時間のロスを解消できます。
▼玄関とつながるウォークスルーのシューズクローク
玄関から通り抜けできるシューズクロークにコート掛けなどもあわせることで、部屋まで移動することなく帽子やアウターなどをすぐに収納できます。また、家族とお客さまの動線を分けることで、急な来客でも慌てることなく、スッキリとした玄関で迎えられます。
▼玄関とリビングの間に設けた洗面台
帰宅してリビングに向かうまでの間に洗面台を設けると、手洗い・うがいのルーティンを効率化させることが可能です。ほかのモノに触れずすぐに手を洗うことは、衛生面や感染症対策の観点からも効果的です。
▼玄関とつながるパントリー
玄関から直接パントリーにつながると、買い物から帰った際にリビング→キッチンを通過することなく、食材をすぐに収納できます。また玄関から、他にもリビングへとつながる動線を設けることで、家族で帰宅しても混雑せず、またお客さまも招待しやすくなります。
▼玄関とキッチンとの近接配置
玄関とキッチンが近い間取りにすることで、仕事や買い物から帰ってすぐに食事の準備にとりかかれます。また、帰宅後にLDKを必ず通る間取りを設けておくと、家族と自然に顔を合わせる機会を増やすことができます。
コツ②水回りをまとめて配置する
水回りを一か所にまとめて配置すると、家事効率が高まったり、身支度の時間が短縮されたりするタイパ効果が期待できます。
▼キッチンと一直線につながる洗面や脱衣室
キッチンから直行できる洗面や脱衣室を設けると、食事の準備をしながら洗濯やお風呂の掃除などを効率的に行えるようになります。さらに直線的に配置することで、より移動がスムーズになります。
▼水回りにアクセスできる回遊動線
キッチンを中心とした回遊動線を設けると、キッチンからリビング、ランドリールーム、洗面スペース、バスルームなどへ最短距離でアクセスでき、移動時間のロスを減らせます。
コツ③ランドリールームを経由して洗濯を完結できる間取り
洗濯に関する家事を効率化するには、洗う・干す・たたむ・アイロンをかける・片づけるといった一連の作業を少ない移動で済ませるようにすることがポイントです。
▼ランドリールームとファミリークローゼットの隣接配置
ランドリールームとファミリークローゼットを隣接して設けると、洗濯した衣類をすぐに収納することが可能です。さらにランドリールームは脱衣室も兼ねることで、洗濯物の回収や入浴後の着替えもスムーズに行えるようになります。
▼作業スペースの確保
ランドリールームに作業スペースを確保して家事室のような役割を持たせると、洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたりできるようになります。わざわざリビングなどへ移動する必要がなくなり、時短につながります。
コツ④オン・オフを切り替えられるスペースの設置
限られた時間を有意義に過ごすためには、オン・オフをうまく切り替えることが大切です。仕事や家事に集中しやすい環境づくりや、自分だけの時間を過ごせるスペースの設置などがポイントになります。
▼生活空間と切り分けた書斎
自宅でテレワークや資格勉強などをする人は、個室の書斎を設ける方法があります。家族の生活音や視線を気にせずに集中できるようになり、リビングや寝室で過ごすリラックスタイムとの切り分けがしやすくなります。
▼ひとりの世界に浸れるヌック
階段下のスペースやリビングの一角などにヌックを設けると、一息ついて体を休めたり、気分をリフレッシュしたりできます。家族と空間を共有しながら、読書や音楽鑑賞などの思い思いの時間を過ごせるようになり、少ない時間でも暮らしの満足度を高められます。
タイパに優れた家づくりはマルマインハウスにお任せ
忙しい現代社会を過ごすなかで「仕事が大変で自宅でゆっくり過ごす時間がない」「家事に追われる日々でストレスがたまる」などといったお悩みをお持ちの方は少なくありません。
タイパを考えた家づくりをすることで、日々の生活にゆとりが生まれて家族と過ごす時間が増えたり、自分のために使える時間ができたりして、暮らしの豊かさを感じられるようになります。
マルマインハウスでは、ご家族さまの生活スタイルや働き方、家族構成などに合わせて、タイパを意識した快適な住まいを叶えるお手伝いをいたします。間取りや家事動線、くつろぎスペースなど、心にゆとりのある毎日を過ごすためのアイデアをご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
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2025.04.24