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家づくりについて注文住宅の平均坪数はどれくらい? 広さや間取りの目安を分かりやすくご紹介
希望の間取りやデザインを叶えられることが、注文住宅ならではの魅力です。
ただし、住まいの広さによって、間取りにどのくらい希望を反映させられるかが変わります。「吹き抜けのあるリビングにして、開放的な空間にしたい」「テレワークにも対応できる書斎がほしい」といったようなご家族の理想を実現するには、どれくらいの広さが必要なのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、国内における戸建て住宅の平均面積を踏まえつつ、どのような広さ・間取りの注文住宅が建てられるのか目安を分かりやすくご紹介します。
戸建て住宅の平均面積は約30~40坪
総務省が5年おきに実施している『平成30年 住宅・土地統計調査 住宅および世帯に関する基本集計』によると、戸建て住宅の延床面積は、平均126.63㎡となっています。1坪は約3.31㎡になるため、戸建て住宅の平均坪数は約38坪ということになります。
また、住宅支援機構『2020年 フラット35利用者調査』によると、注文住宅における床面積の全国平均は124.4㎡で約38坪です。建売住宅の約30坪(101.1㎡)と比べると、注文住宅のほうが面積が広くなっている傾向があります。
これらの調査結果を踏まえると、日本の戸建て住宅の平均面積は、30〜40坪程度ということが分かります。
出典:総務省『平成30年 住宅・土地統計調査 住宅および世帯に関する基本集計』
30〜40坪では、どんな注文住宅が建てられる?
延床面積が30坪~40坪になる場合、どのような注文住宅が建てられるのでしょうか。暮らしのなかで感じる広さのイメージや間取りの目安について見ていきます。
約30坪で実現する暮らし
約30坪の場合は、ファミリー向けの一般的な住宅の広さに該当します。
畳でいうと約60畳となり、2階建てであれば3LDK〜4LDKの間取りにできることが一般的です。夫婦と子ども2人の家族構成だと、比較的広さに余裕のある暮らしができます。
ただし、スペースを広くとる設備・レイアウトを採用する場合には、ほかの部分に制限が出てしまうこともあります。約30坪の住宅で快適に暮らすためには、優先順位を決めたうえで、スペースを有効活用するための工夫がポイントとなります。
おすすめの間取りには、以下が挙げられます。
スキップフロア
LDK部分に高低差をつけることで、空間に開放感が生まれて、住宅内部を広く見せることができます。リビングの横に小上がりの和室を設けたり、中2階をつくったりするアイデアがあります。
階段下のヌック
スペースを有効活用するために、階段下にヌックを設けることもおすすめです。読書や趣味時間に使ったり、子どもの遊び場にするなど、さまざまな活用ができます。個室を一つ設けなくとも、用途に合ったスペースを取り入れられます。
吹き抜けのLDK
LDKに吹き抜けを設けることで、縦にも広がり開放的な空間となります。リビングいっぱいに吹き抜けを設けることで、さらに広々と明るい印象になりますが、30坪で実現しようと思うと、2階部分の部屋数を2部屋にしたり、トイレを1階のみにするなど間取りを工夫する必要があります。
約35坪で実現する暮らし
35坪になると、やや広めの面積となり、畳でいうと約70畳、20畳以上のリビングに4LDK〜5LDKの設計も可能です。35坪の延床面積では、広さを活かしてさまざまな設備やレイアウトを取り入れやすくなります。
回遊動線
毎日使用するキッチンや洗面台などの水回りに回遊動線を取り入れると、部屋同士の行き来がしやすく、家事効率が上がります。また、行き止まりがなくつながっているため、家の中をスムーズに動きやすくなり広く感じられるというメリットもあります。
2階ホールの活用
2階ホールのスペースを有効活用して、読書スペースやテレワークの作業場などにすることもアイデアの一つです。個室を用意するための壁・扉などの面積を減らせるため、広さを確保したいほかの場所に面積を充てられます。
アイランドキッチン
お部屋のデザイン性を高めてくれるアイランドキッチンは、左右に通路を確保する必要があるため、比較的広いスペースを確保できる住まいに適しています。料理をしながら家族とコミュニケーションを取ったり、子どもを見守ったりできる魅力があります。
ランドリールーム
比較的広さに余裕のある35坪では、洗濯機を置く場所に室内干しスペースや収納などを含めたランドリールームをつくることも可能です。ファミリークローゼットを併設すれば、洗濯物を仕分ける、洗う、干す、畳む、しまうといった動作が一箇所で完結します。このような家事動線を考慮したレイアウトは、住み始めてからの暮らしやすさに直結します。
色々な希望を叶えられる40坪の住宅
注文住宅で色々な希望を叶えるには、平均的な戸建て住宅よりやや広めとなる40坪程度の広さを確保することがおすすめです。
約30坪の広さでは、取り入れる設備やレイアウトによってはほかの設計箇所が制限されてしまうことがあります。約35坪では、比較的余裕のある広さでさまざまな設備・スペースを取り入れやすくなります。ただし、広いスペースをとる設備やレイアウトを採用すると、ほかの部分が狭くなってしまう可能性もあります。
40坪程度であれば、イメージとしては家族4~6人でも余裕を持った暮らしができます。畳でいうと約80畳となり設計次第では6LDKも可能。広さにゆとりが生まれるため、ご家族が希望する設備やレイアウトを叶えやすくなります。また、広さに余裕があると、優先度の高い設備・スペースに加えて、「あったら嬉しいスペース」を取り入れることもできます。家族で「どんな暮らしがしたいか」「こだわりたいところは何か」をよく話し合ってみることが大切です。
土地探しに悩まれている方は、土地付き注文住宅の選択肢も
住まいの間取りや設計に影響を与える延床面積。理想の住まいを手に入れるには、家の広さ以外にも、土地の状態や立地、周辺環境なども考慮する必要があります。土地探しに悩まれている方は“土地付き注文住宅”を選ぶことも一つの方法です。
マルヤマの土地付き注文住宅(分譲プロジェクト)では、用途地域などの条件を考慮し、その土地に合った暮らしを描き、土地の広さを決めて区画割を行っています。そして内装や住宅設備などはすべて注文住宅と同様に自由設計ができることが魅力です。
また、外観・外構は分譲地ごとに統一感を持たせていますが、間取りやデザイン、設備などはご家族の希望を反映できます。設計の自由度を確保しつつも、土地探しから始める必要がないため、「なかなか理想の土地が見つからない…」とお悩みの方にもおすすめです。
土地付き注文住宅の魅力については、こちらの記事でご紹介しています。併せてご覧ください。
坪数に応じた快適な住まいをマルマインハウスがご提案いたします
注文住宅で叶えられる間取りやデザインは、延床面積の広さに影響します。延床面積・坪数が広いほど家族の理想が実現しやすくなりますが、自由設計が魅力の注文住宅だからこそ、限られた坪数でも理想の住まいを手に入れることも不可能ではありません。
マルマインハウスでは、土地や予算に合わせて、家族が快適に暮らせる住宅プランをご提案いたします。また、「土地探しに難航している」とお悩みの場合は、土地付き注文住宅という選択肢もあります。当社の土地付き注文住宅(分譲プロジェクト)は、一般的な分譲住宅と異なり、注文住宅のように間取り・設備・性能などを自由に選べることが魅力です。
「どのような広さがあれば理想の住まいが建てられるの?」「土地付き注文住宅でどんな住まいが建てられる?」といった疑問もお気軽にお問い合わせください。
また、延床面積のお話ばかりをしていましたが、それぞれの土地に対して建てられる建物の大きさ(延床面積)には上限があり、「建ぺい率」や「容積率」から計算されます。土地を選ぶ際にはその土地の「建ぺい・容積率」がいくらなのかも注意する必要があります。合わせてこちらの記事もご確認ください。
2023.07.27