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家づくりについて太陽の熱を暖房に利用する住まいづくり
みなさん、こんにちは。
朝晩は少し冷え込んで、そろそろ太陽の日差しが恋しい季節になりました。
太陽のエネルギーをどう利用するのかは、住宅設計においても大切なテーマのひとつです。
ひとつは太陽光発電へ利用するための設計。
ZEH(ゼッチ)住宅をはじめとし、太陽光発電システムを利用するためには、設計段階で屋根の形や向きなどにも配慮することが重要になります。これは「設備型太陽エネルギー利用」と言えます。
もうひとつは太陽の日射熱を窓から取り入れて暖房へ利用する設計です。
昼間に窓から差し込む太陽の光がポカポカと室内を暖めてくれることは、きっと皆さんも経験があるでしょう。断熱性能を高めた住まいであれば、昼間の日射熱を夜間にまで残しておく事も可能です。そのためには窓の設計が重要になります。
マルマインハウスでも採用している「パッシブデザイン」の設計手法では、太陽エネルギーを窓から獲得する事をできるだけ優先する「パッシブ型太陽エネルギー利用」を重視しています。窓の配置場所や大きさ、向きなどを設計する際には、できるだけ日射熱利用が実現できるような設計を行っています。
たとえば、吹き抜け空間に設けた大きな窓や、天窓。写真は「生駒台プロジェクト」のコンセプトハウスのもの(ただいまモデルハウス販売を実施中)。太陽光を取り込み採光に役立つだけでなく、冬場の暖房にも大きな役割を果たしてくれています。
これからの季節、モデルハウスを見学される際には太陽が与えてくれる「日射熱」にもご注目いただければと思います。
(図1−12は「パッシブデザイン講義」より引用)
2019.10.31