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家づくりについて注文住宅は最高ランク「耐震等級3」で長く安全に暮らせる住まいに

地震大国といわれる日本において地震対策は必要不可欠です。マグニチュード8〜9クラスの南海トラフ地震が、ここ30年以内に70〜80%の確率で発生するとされています。家族が安心して暮らせる注文住宅を建てるために知っておきたいポイントが「耐震等級」です。

今回は、「耐震等級」の中でも最高ランクである「耐震等級3」について解説するとともに、耐震性以外のメリットもご紹介いたします。

 

耐震等級って?認定を受けられる条件とは

「自宅の耐震等級は?」「耐震等級の認定は受けている?」と聞かれても、分からないと答える方も多いのではないでしょうか。ここでは耐震等級について、また認定を受けるにはどうすればいいのかなど、詳しくご紹介いたします。

 

そもそも耐震等級って何?

耐震等級とは、平成12年制定の「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によって定められた住宅の性能表示制度です。住宅の耐震性を計る指標として、耐震等級1~3の3等級に分けられています。厳密にいうと細かい基準はありますが、ここでは分かりやすく簡単にご紹介いたします。

・耐震等級1

数百年に1度程度で起こる地震でも倒壊や崩壊などしない程度と定められています。大地震が起こった場合、建物から外へ避難する時間内は建物が倒壊しない、住んでいる人の命は守れるという最低限の基準といえます。

・耐震等級2

耐震等級1よりも耐震性が1.25倍強い等級です。しかし、熊本地震のような大地震が複数回起こると、倒壊してしまう可能性があります。

・耐震等級3

耐震等級1よりも耐震性が1. 5倍強い等級です。数百年に一度の大地震でも、倒壊せず修繕することで引き続き住むことができる最高ランクの耐震性です。

 

どうすれば認定3が受けられる?

では、どうすれば耐震等級を受けることができるのでしょうか。

最近の注文住宅では、耐震等級3が標準仕様になっている建築会社が多くなってきています。しかし、耐震等級3が標準仕様でない場合、建築会社と請負契約をする前に耐震等級3を取得したい旨を伝える必要があります。建築工事の開始後や、住宅が出来上がってからでは手遅れです。設計からやり直すことになるためご注意ください。

耐震等級3の住宅を建てる場合には、その分追加費用も発生します。さらに耐震等級3の性能証明書を取得するにも費用がかかります。耐震等級3が標準仕様でない建築会社で耐震等級3の住宅を建てる場合の費用は、住宅の大きさなどにもよりますが、平均的には建築費用などで40万円~50万円、性能証明書を取得するために25万円~30万円程度の追加費用が必要になります。

 

耐震等級は安全な暮らし以外にもメリットがある

耐震等級を取得する最大のメリットは、大地震から住宅を守り、安全な暮らしを実現できることです。しかしそれだけではありません。ここでは具体的に耐震等級3を取得することで得られるメリットをご紹介いたします。

地震保険での保険料が割引に!

住宅を購入すると、住宅を対象とした各種保険に加入しますよね。耐震等級の認定を受けることで地震保険の保険料が安くなることはご存じでしょうか。耐震認定1では10%、耐震認定2では30%、耐震認定3ではなんと50%の割引を受けることができます。

フラット35Sでローンの金利が優遇される!

フラット35Sでは高い性能がある住宅に対して、フラット35よりも年0.25%低い金利で利用できる「金利Aプラン」があります。

フラット35S(金利Aプラン)の対象となる住宅は下記の通りです。
・住宅性能表示制度の一次エネルギー消費量等級5の住宅
 ※認定低炭素住宅と性能向上計画認定住宅を含む

・住宅性能表示制度の高齢者等配慮対策等級4以上の住宅
 ※分譲マンション等の専用部分は等級3でも可

・長期優良住宅
 ※「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」によって規定される住宅

上記と同様に、耐震等級3の住宅もフラット35S(金利Aプラン)の対象です。フラット35やフラット35S(金利Bプラン)と比較してもかなりお得です。耐震等級3を取得するメリットの1つといえるでしょう。

 

耐震等級3相当でもメリットを受けられる?

結論からすると、耐震等級3相当では地震保険の割引もフラット35Sの金利優遇も受けられません。建築会社などから耐震等級3相当はあるといわれたとしても、その住宅が大きな地震でも倒壊しにくい安全な住宅と同じような性能があるということでしかありません。

正式に申請し「耐震等級3」の認定を受けていなければ、せっかくの耐震等級のメリットが受けられないため注意が必要です。

 

耐震対策ばっちりの注文住宅で安全・安心な暮らしを実現しよう

ここまで耐震等級についてご紹介いたしました。いつ何時地震が発生するか分からない日本では、耐震等級3の住宅に住むメリットは大いにあります。また、安全・安心に暮らせるだけでなく、地震保険の割引やお得にローンが利用できるメリットもあります。

ただし、地震の際は家が倒壊しなくとも、家具が倒れてケガをするケースもあります。家具の転倒防止などの耐震対策もしっかりしておきましょう。

マルマインハウスでは耐震等級3が標準仕様に。さらには、高い耐震性に加えて、地震の揺れを抑える「制震工法」も採用。高層ビルの制震装置にも使用される粘弾性体(粘性と弾性のある性質)を用いることで、地震の揺れを吸収し、繰り返しの揺れにも対応します。

地震で大きな被害を及ぼした東日本大震災や熊本地震のときでもそうですが、地震の揺れは1度では終わりません。数日にわたって続く余震にも対応するためにも、耐震等級3の性能を維持できる「制震」はとても重要なのです。  

また、綿密な地盤調査や基礎工事、素材や工法にもこだわった構造体で、ご家族が安心して長く暮らせる住まいづくりを追求しております。ご家族の安全を守る家づくりをマルマインハウスと一緒に考えてみませんか?
耐震等級についてもっと知りたい、注文住宅の建築を考えている、住宅の性能について教えてほしいなど、どんなことでも構いません。住宅に関するご質問やご相談は、ぜひお気軽にマルマインハウスにお問い合わせください。

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