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家づくりについて安心な住まいに求められる構造とは?何に影響するの?

住まいづくりを始めるうえで大切なのが、住まいの構造や断熱性について。
見た目はもちろん、安心して暮らすためには、住宅の基礎や性能面にもこだわりたいところです。

しかし、構造は家を建ててしまうと目に見えない部分のため、「家の構造ってどのようなもの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、住まいづくりで考えておきたい家の構造やその影響についてお話をします。

住まいの「構造」って何?

家づくりで何より考えるべきなのが、住まいの丈夫さについてです。家の構造は、家を形作り、家全体を支える骨組みとなるため、安心な住まいづくりに欠かせません。

建物の耐震性や耐久性などにも影響するほか、フローリングやクロスのように後から取り換えができないため、家を建てるときには丈夫な構造を選ぶ必要があります。

とくに日本は地震大国と言われており、家の耐震性は重要な要素のひとつです。自然災害に備えた家づくりを考えるとき、家の構造というのは切り離せない部分といえるでしょう。

 

住宅の「構造」にはどのような種類があるの?

住宅の構造は使われる材質の種類で「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート(RC)造」の3種類に分けられ、マルマインハウスはその中の「木造」住宅となります。

それぞれ、コストや耐久性などメリット・デメリットがあるのですが、日本の戸建て住宅で一番ポピュラーなのはまだまだ木造住宅です。その他のものも増えてきてはいるようで、鉄骨の家で有名なハウスメーカーさんもありますが、鉄筋コンクリートはマンションが主のため、戸建て住宅で建てられる所はまだまだ少ないのではと思います。

ちなみにどの構造を選ぶかによって主に以下のようなところに影響が出ます。

・耐久性
・耐震性
・耐火性
・防音性
・断熱性
など

今回はその中の「耐久性」「耐震性」「断熱性」について、そもそもどういうものか⁈からマルマインハウスの家はどうなの⁈までご紹介していきます。

 

住宅の構造でチェックしたい3つのポイント

安全で丈夫な構造を選ぶには、どのような項目をチェックすればよいのでしょうか。構造にかかわる主なポイントには以下の3つが挙げられます。

①耐久性

耐久性とは、建物の基礎や外壁、構造材といった主要な部分が、いかに外部からの影響に抵抗できるかという性能のことをいいます。地盤調査を踏まえた地盤改良をはじめ、建物を形づくる外壁や屋根材、柱、梁などが耐久性に優れているかチェックが必要です。

マルマインハウスでは、構造体に影響を与える、建物の素材や工法にもこだわります。たとえば、素材となる柱・梁の木材は、全て水分量を調べたうえで、含水率15%以下のものだけを使用します。建築後、木材の自然乾燥により変形し、家の構造に歪みが出てきてしまうことを防ぎます。

ほかにも、以下のような部材や工法により構造体の強度を高めています。

● 床下地:構造耐力が高い、28mmの「厚手構造用合板」を敷き詰める
● 壁:地震や風による横からの力に対抗できる「耐力壁」を使用
● 木材の接合:複合金物を利用した「HSフレーム工法システム」を採用

なお、敷地の地盤については耐久力に関する地盤調査を行ったうえで、地盤改良や基礎工事に進みます。支持耐力に優れた安心な住まいを実現します。

 

②耐震性

耐震性とは、地震が発生した際に建物が揺れに耐えられる性能のことです。強い地震があった場合に建物の倒壊・破損するのを防ぐためには、耐震性の高い住まいが求められます。

住宅の耐震性を考えるにあたっては、地震への耐力を示す「耐震等級」をチェックするのがポイントです。耐震等級は1~3まであり、建築基準法で定められている最低基準が「耐震等級1」となります。耐震性を高めるには、最高基準の「耐震等級3」を選ぶことが安心といえます。

マルマインハウスでは、この「耐震等級3」を採用しており、耐震等級1の1.5倍もの耐震性を確保しています。さらに、地震の強い揺れを抑える制震工法も取り入れており、耐震等級3の性能を長持ちさせることが可能です。

地震に備えるマルマインハウスの家づくりについては、こちらにさらに詳しく記載しています。

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③断熱性

住まいの断熱性も、暮らしの快適さに大きく影響する部分です。

日本は1年を通じて、季節ごとに気温や湿度が変化しやすい特徴があります。そのような環境で、快適で暮らしやすい家を実現するためには、優れた断熱性のある住宅づくりが望まれます。

外気の温度を家のなかに伝わりにくくすることで、冷暖房の効率を高められるという利点があります。夏には室内の涼しい空気が外部に放出されるのを防ぎ、冬には外の冷たい空気で室温が下がるのを防ぎます。
断熱についてもう少し詳しくみていきましょう。

 

住宅の断熱でチェックしたい2つのポイント

住宅の断熱を確認する際は、断熱材や設備についてチェックしましょう。

①断熱材

断熱材は、外部から熱伝導を遮断するための材料のこと。壁と床、屋根の隙間に断熱材を取り入れることで、外気の影響を受けにくくなります。この断熱材にはさまざまな種類があり、性能や素材も異なります。

マルマインハウスでは、以下のような高性能な断熱材を採用しています。

■壁・天井:現場発泡硬質ウレタン

・グラスウールの1.5倍以上の断熱性を誇る
・壁体内の結露防止が可能で、建物の耐久性も高まる

■床:ポリスチレンフォーム「カネライトフォーム スーパーE-Ⅲ」

・熱をさえぎり、結露を抑制する
・水が入りにくいため、断熱性能の劣化を防止する
・ホルムアルデヒドを含まない

スタンダードな「グラスウール」と比較して、1.5倍もの断熱性能を持つ「現場発泡硬質ウレタンフォーム」は、壁や天井といった隙間も発泡によって埋められるため、つなぎ目のない高い断熱性を実現しています。

 

②窓

断熱性を左右するポイントのひとつが「窓」です。住まいの中で熱の出入りが一番大きいのは「窓」となるため、断熱性能を考えるには重要な場所となります。サッシの種類やガラスの枚数などで外気温の伝わり方が全然違ってきますので、外気の影響を抑えるためには断熱性に優れた窓を選ぶことが重要です。

マルマインハウスの住宅には、熱の伝わりを30%抑えるアルゴンガス入りの「サーモスⅡH」を採用。熱を通しにくいガラス面を広くし、フレームの露出を抑えることで、断熱性能を向上しています。

マルマインハウスの断熱についてさらに詳しくは、こちらもご覧ください。

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温熱環境省エネ性能でよく見る「UA値」って?C値・Q値の基準も解説

 

ぜひ知ってほしい、マルマインハウスのこだわり!

安心安全に、快適で心地よく暮らせる家をつくるために、デザインだけでなく家の構造や断熱にも目を向ける必要があります。

マルマインハウスでは、耐震等級3という最高ランクの耐震性能を確保するとともに、構造の耐久性、高性能な断熱材や窓にもこだわっています。

「地震に強い住まいで家族を守りたい」「デザイン性と快適性を両立させたい」など、まずはお客さまのご要望をお聞かせください。

7/17(土)、18(日)には構造見学会の実施を予定しておりますので、当社の構造や断熱についても実際に目で見てご確認いただけます。ぜひご参加ください。

イベント情報
7/17(土)・18(日) 【完全予約制】構造見学会を開催いたします。(イベントは終了しました)

2021.07.15

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