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お金に関して注文住宅の予算がオーバーしたら?コストを調整する6つのコツ

家族の理想的な住まいを実現できる注文住宅。完全自由設計が注文住宅ならではの魅力ですが、すべての希望を叶えようとすると、コストが増えて予算オーバーとなってしまうことも少なくありません。

とはいえ、ただコストを削ってしまうと、理想のスタイルを実現できなかったり、いざ住み始めたときに不便さを感じたりする可能性も考えられます。予算内で満足のいく注文住宅を建てるには、家族の希望と予算のバランスを見ながらコストを調整することが大切です。

そこで今回は、注文住宅で予算オーバーしてしまいやすい理由と、コストを調整しやすい要素についてご紹介します。

 

注文住宅の予算が超えてしまうのはナゼ?

注文住宅を建てるときに、予算オーバーとなりやすいのは、以下の理由が挙げられます。

 

①こだわりを詰め込みすぎてしまう

完全自由設計の注文住宅では、「こんなデザインにしたい」「あんな設備やこんなスペースが欲しい!」などと、いろいろなアイデアが出てくることでしょう。

しかし、「人生で一度の買い物だから」とこだわりを詰め込みすぎると、あらかじめ決めていた予算をオーバーしてしまうことも少なくありません。

また、提示された見積もりを基に資金計画を立てていたけれど、プランを練っていくうちに面積が増えたり、内装や設備などの要望が増えていき、「気付いたときには予算を超えていた…」というケースもあります。

 

②優先順位が定まっていない

注文住宅を建てるにあたって「この希望は絶対に外せない!」「ここは予算に余裕があるときに取り入れたい」などと優先順位が定まっていない状態では、ついあれもこれもとプラスしてしまいやすくなります。

プランを考える際は、「広くて大きな家にしたい」「性能にこだわりたい」「内装や設備機器にこだわりたい」など家族が絶対に外せない「ポイント」を決めて、優先的に予算を配分していくことが大切です。優先順位を決めておくことで、住み始めてから「もっとこうしておけばよかった」などと後悔してしまうのを防げるようになります。

 

注文住宅のコストを調整するための6つのコツ

予算がオーバーしそうなとき、以下の要素を見直すとコストを調整できる場合があります。家族のこだわりたい部分を考えたうえで、コストを調整できる部分がないかを改めて話し合ってみましょう。

 

コスト調整のコツ1:延べ床面積を減らす

注文住宅を建てる際、もっともコストダウンにつながりやすい方法といえるのが、延べ床面積を減らすことです。各部屋や廊下の広さ、収納の数などを工夫して、優先度の低いところを調整することで、コストを抑えられます。

床面積を小さくしても、間取りを工夫することで住みよい家づくりは叶えられます。家族構成やライフスタイルを考えて「本当にそれだけの広さが必要なのか」を見直してみましょう。

 

コスト調整のコツ2:間取りを見直す

建築費を抑えるコツの一つに、間取りを見直すことが挙げられます。

部屋数が多く壁や扉で仕切られた間取りや、形状が複雑な間取りは、使用する資材・壁材が増えてコストがかさみやすくなります。複雑な間取りをシンプルにしたり、仕切りの数を減らしたりすることで、建築費を抑えられます。

 

▼間取りを見直してコストダウンを図るアイデア

● 個室のワークスペースをやめて、寝室やリビングの一角に設ける
● 廊下ではなく、階段をリビング内に設ける
● クローゼットの数を減らす

ただし、間取りは暮らしやすさに直結する大切な要素です。必要なスペースや仕切りを減らしてしまわないように、慎重に考える必要があります。

 

コスト調整のコツ3:水回りをまとめる

バスルームやトイレ、洗面所などの水回りを1か所にまとめる方法もあります。水回りの設備がまとまっていると、給水・排水配管の設備費や工事費を抑えやすくなり、コストダウンを図れます。

2階建ての場合は、1階と2階にトイレや洗面所があると便利ですが、設備だけでなく給水・排水配管の工事にもコストが発生します。家族の人数や各部屋の利用頻度などを考えたうえで、必要性が低ければトイレを1か所にすることも一つの方法です。

 

コスト調整のコツ4:オープン外構にする

外構に用いるフェンス・門扉・カーポートなどのエクステリアは、取り入れた分だけ建築費用が高くなりやすいポイントといえます。塀のないオープン外構にすることで、コストを調整できるようになります。

ただし、周囲の環境によっては、通行人や隣家から家の中が見えやすくなる可能性もあるため、プライバシーに配慮して外構や窓の位置を検討することも大切です。

 

コスト調整のコツ5:後回しにできないものを優先する

注文住宅を建てるときにコストを調整しやすいものが、オプションです。オプションの内容はさまざまですが、オーダーメイドのカーテンや造作家具、床暖房などが代表的なものとして挙げられます。

オプションのなかには、市販品で代用できたり、後付けできたりするものも少なくありません。代用できそうにないもの、住宅完成後からでは後付けできない設備を優先することで、コストを調整しやすくなります。

 

コスト調整のコツ6:補助金や助成制度をうまく活用する

家を建てるとき、一定の条件を満たすと補助金や助成金制度を利用できることがあります。補助金や助成金の制度をうまく活用すれば、住宅購入にかかる金銭的な負担を抑えられます。注文住宅を購入するときに利用できる税・補助金制度については、こちらの記事で解説していますので、併せてご覧ください。

関連情報
税・補助金等 制度

 

予算内で満足できる住まいづくりには、優先順位を考えることが大切

注文住宅を建てる際は、家が完成したあとの暮らしを考えて予算を組むことが大切です。理想の設計プランを考えていると、ついワクワクして財布の紐がゆるみやすくなるものですが、ゆとりあるマネープランを実現するためには、冷静に検討することが重要といえます。

予算内で家族が満足できる注文住宅を建てるには、あらかじめ優先順位を定めておくことがポイント。「一番こだわりたいところは?」「そこでどんな暮らしをしたい?」などと家族で話し合ってみることで、予算を充てる部分・抑える部分が見えてきます。

家族構成やライフスタイルによって住みやすい家のカタチは変わるため、「生活や家事がしやすいか」「快適に暮らせるか」などを考慮することも欠かせません。

 

家族の理想をできるだけ叶える方法を一緒に考えていきましょう

家族の理想的な暮らしを実現するための住まいづくりでは、つい色々な要望を取り入れたくなりますが、予算をオーバーしてその後の暮らしに余裕が持てなくなってしまうことは避けたいものです。

予算をオーバーすることなく、家族みんなが満足できる住まいをつくるには、優先順位を考えることが大切です。注文住宅における予算の考え方やマネープランについて疑問をお持ちの方は、ぜひマルマインハウスまでお気軽にお問い合わせください。

ご家族さまが憧れる生活スタイルや住まいへのこだわり、将来の夢などをヒアリングしたうえで、優先順位を踏まえた設計プランと資金計画をご提案いたします。

こちらから住まいづくりに役立つ資料をダウンロードしていただけます。ぜひ、家づくりの流れを知って、優先順位などを決める参考にしてください。

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家を買う前に読む本

2023.07.06

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