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家づくりについてやっぱり楽しい「床材選び」。素材や色合いにはどんなものがある?
家づくりをするうえで、床材選びはとても重要な部分です。お部屋のなかでも大きな面積を占める床材は、内装やインテリアに与える影響も大きくなります。
素材や色合いの種類も多いため、「どんな素材やカラーを選べばよいの?」と悩んでしまう方も少なくありません。
でも、床材はお部屋のイメージに直結する分、家づくりにおいて楽しい工程のひとつでもあります。理想の住まいを叶えるために、こだわりの床材を選びましょう。
そこで今回は、マルマインハウスの施工事例とともに、素材や色合いの異なる床材をご紹介します。住まいのイメージづくりの参考にしていただければ幸いです。
お部屋の印象と住み心地を決める、床材選びのポイント
内装やインテリアにを大きく左右する床材ですが、選ぶときのポイントはとてもシンプル。お部屋の印象と住み心地という2つのポイントを押さえましょう。
まずは、空間のイメージをもとに、理想のインテリアを考えてみることです。「北欧スタイル」「ヴィンテージ」「ナチュラルスタイル」「和モダン」など、さまざまなインテリアスタイルがあります。インテリア雑誌や、注文住宅会社の施工事例などを参考にするとよいでしょう。希望のインテリアスタイルが決まれば、床材の素材や色合いも見えてくるはずです。
次に考えるのは、「どのような暮らしをしたいか」ということです。床材は、インテリアの一部として機能するだけではありません。室内を素足や靴下で過ごす文化の日本では、床材の滑りにくさ、触り心地なども重要になります。
とくにお子さまや年配の方がいるご家庭では配慮が必要です。また、生活していくことを考えると、お手入れやメンテナンスのしやすさについても考えたいところです。
素朴で優しい色合い、無垢のホワイトオーク
「木の温もりで溢れる家」がテーマのこちらの住まいは、床材には無垢のホワイトオークを使用。自然の無垢材を活かすことで、全体的に優しく落ち着いた空間になりました。キッチンやカップボード、TVボードにも無垢材を採用しており、全体に温かみが感じられる、統一感のある仕上がりとなっています。
大きな吹き抜けから差し込む優しい光と、ホワイトオークの色合いによって、リビングが明るく安らぎのある空間になっているのもポイントです。
無垢材には、オークやパイン、杉、ヒノキ、ウォルナット、メープルなどがあります。なかでもオークは、耐水性や耐久性に優れた床材。はっきりとした木目がありながらも、「ナチュラルスタイル」のインテリアとの相性も良い素材です。汎用性が高く、さまざまなインテリアスタイルにも合わせやすい床材といえます。
明るい色合いで清潔感を与えてくれる、メープルの無垢材
ホワイト×ナチュラルカラーに統一した、シンプルかつ上品なキッチン。床材には、メープルの無垢材を採用しています。キッチンに使用した深みのあるオークの無垢材と、白い壁面がしっかり調和した、優雅な空間へと仕上がっています。無垢材ならではの温かみと、乳白色の優しいメープル材の風合いが、キッチンを明るく見せてくれます。
メープルとは、カナダやアメリカの北東部に分布している木材で、日本では「イタヤカエデ」とも呼ばれます。クリーミーな色合いと柔らかな木目が特長で、お部屋の雰囲気がパッと華やかになるのが魅力。
また、メープルは堅めの素材で強度が高く、摩耗性にも強い特性があります。なめらかな肌触りをしているので、足触りがさらりとして心地よい仕上がりになります。キッチンはもちろん、リビングや子ども部屋にもおすすめです。
「モダンなのにノスタルジック」を演出する表情豊かな木材
どこか懐かしく、モダンでおしゃれ。そんな雰囲気のこちらのLDKは、洗練されたモダンな印象がありながらも、古き良き時代の懐かしさを感じられる住まいとなっています。
その雰囲気を格上げしているのが、奥深い表情を見せる床材ブラックウォールナット。こちらの床材は色の濃さが異なる木材がミックスされている、特徴的な素材です。
色合いの異なる木材を組み合わせた床材は、単色のフローリングよりも、お部屋が表情豊かに仕上がります。ブラックウォールナットの濃い色がメインでありながらも、あえて色むらをつくることで、使い込んだかのような深みが感じられるのも魅力。ぬくもり溢れる床材と白い壁とのコントラストが、モダンな雰囲気をプラスしています。
年月の経過とともに床材の表情が変わるため、ご家族が暮らしていくなかで一緒に育っていくような経年変化を楽しむこともできます。
スタイリッシュで高級感を出すなら、石目調の床材
石目調の床材は、ラグジュアリーな空間を演出してくれます。
こちらのトイレには、石目調の床材と壁、そして質感のあるダークなレザー調のカウンターを採用。全体的に落ち着いたトーンで、まるでホテルやお店のようなスタイリッシュなトイレ空間に仕上がりました。
石目調の床材は、木目調とはまたひと味違った、高級感のあるモダンな風合いを演出してくれます。シャープで清潔感のある印象を与えるので、トイレや洗面所、キッチンなどの水回りに用いられることも多い床材です。モダンな住空間を演出したい方にもおすすめです。
インテリアを格上げ、機能性にも優れた人工大理石
キッチンの床材には、タイルや人工大理石など、撥水性のある素材を採用することも少なくありません。とくに人工大理石は、見た目にも高級感があって、機能性に優れた床材のひとつ。キッチンだけでなく、LDK全体にタイルを使用することで、全体に統一感を出しつつ、モダンな雰囲気にも仕上がっています。
人工大理石は、樹脂やセメントなどが含まれているため、水に強い特性があり、キッチンや洗面所、トイレなど水回りの床材として適しています。
リビングのフローリングといえば木目調をイメージする方が多いですが、人工大理石やタイルの床材を用いると、一気にラグジュアリーなイメージに格上げされます。壁紙やインテリアと調和する床材を選んで、ワンランク上の住空間を演出してみてはいかがでしょうか。
こだわりの床材で理想の住まいを実現しよう
床材選びは、お部屋の印象を左右する重要なポイントです。「失敗したくない」と思うあまり、自分たちに合った床材をなかなか選べないという人もいるでしょう。
でも、床材選びは家づくりの醍醐味のひとつ。憧れのスタイルを実現するためにも、色々な床材を検討してみて、好きな雰囲気やインテリアに合ったものを見つけてみてください。
床材を選ぶときに大切なのは、お部屋のイメージや住み心地を考えること。好みのインテリアスタイルや、そこに住まう家族のことを想像すれば、ぴったりの床材がきっと見つかるはずです。
マルマインハウスでは、床材をはじめ、壁紙や家具などの家づくりのすべてをご家族さまの理想やこだわりに沿ってカタチにしていきます。お部屋や住まい全体のコーディネートに加えて、機能性にも考慮しながら床材選びをお手伝いします。
「憧れのイメージを叶えたい」「居心地のよい家を実現したい」という方は、ぜひマルマインハウスまでお気軽にご相談ください。ご家族さまに寄り添いながら、理想の家づくりをサポートさせていただきます。
2021.03.04