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家づくりについてシステムキッチンと造作キッチン、どちらがおすすめ?メリット・デメリットを比較
住まいの中心的な存在となるキッチンは、家族とのつながりを深める大切な場所です。
団らんの時間を楽しむ空間づくりはもちろん、調理から片付け、収納まで家事をスムーズに行える設計が求められます。
家づくりを始めるご家族の中で悩まれることもある「システムキッチンと造作キッチンのどちらを選ぶとよいか」という点について、毎日の暮らしに密接にかかわる場所だからこそ、こだわりやライフスタイルを考慮して快適かつ楽しく使えるキッチンを選びたいところです。
今回は、システムキッチンと造作キッチンについて、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。ぜひ家づくりの参考にしてみてください。
システムキッチンと造作キッチンの違い
システムキッチンと造作キッチンについて、まずはそれぞれの違いを確認しましょう。
▼システムキッチンと造作キッチンの違い
システムキッチン | 造作キッチン | |
---|---|---|
デザイン | 決まった種類から選ぶ | 思いのまま反映できる |
コスト | 予算に合わせて選べる | サイズや仕様によって異なる |
使い勝手 | カタログや展示品で確認できる | 完成するまで確認できない |
システムキッチンとは、規格化されたキッチンです。サイズ・形・デザイン・設備などの要素について決まったタイプの中から選択することとなります。
一方の造作キッチンとは、住宅の工事と併せてオーダーメイドでつくるキッチンです。要望や間取りに合わせて、サイズ・形・デザインなどをすべて一から設計します。「キッチンにとことんこだわりたい」「規格製品にはない形やデザインを実現したい」という方は、造作キッチンを選ぶケースが多くなっています。
システムキッチンのメリット・デメリット
システムキッチンは、サイズや形状、設備などが規格化されているため、多くの人にとって使いやすい作りになっています。
▼メリット
- 品質が安定している
- 事前に使い勝手やデザインをイメージできる
- 価格の幅が広い
- 工事期間が短い
住宅設備メーカーがつくるシステムキッチンは、使い勝手にこだわって設計されているほか、シンプルな形状かつインテリアに馴染みやすく、グレードによっては様々な種類の中から色味などを選べるようになっていることが特徴です。そのため、調理やお手入れがしやすく、LDKの間取りや理想のイメージに合わせて柔軟に種類を選べるメリットがあります。
住宅設備メーカーによって作られているため、品質・機能性が安定しているほか、グレードや仕様も豊富に揃っているため、理想の住まい像や予算に合わせて選ぶことが可能です。
また、使用感や見た目の印象などをショールームまたはカタログなどで体験できることから「思っていたデザインと違った」「使いにくさを感じる」といった失敗を防げることも安心といえるでしょう。
▼デメリット
- 理想のキッチンが見つからないこともある
- デザインの自由度は低め
- 部分的な交換が難しいケースがある
システムキッチンはあくまで規格品となるため、造作キッチンと比べると設計の自由度は低くなってしまいます。キッチンの空間づくりにこだわる方は、LDKの内装に合うような製品が見つからない可能性もあります。
そのほか、天板や設備一体化した製品については、導入後に部品や設備に不具合が生じた場合にキッチン全体の交換が必要になることも考えられます。
造作キッチンのメリット・デメリット
造作キッチンは、自分好みに自由なカスタマイズを行えることが魅力です。
▼メリット
- 理想のイメージを実現できる
- ライフスタイルに合わせて自由に仕様を変えられる
- ダイニング・リビングと統一感があるデザインにできる
造作キッチンのメリットは、なんといっても自由に設計できることです。「海外インテリアのようなキッチンにしたい」「規格品にはない個性のある形状やデザインにしたい」といった希望も叶えられます。
また、カウンターの高さや幅を1mm単位で設計するため、ご家族にとって使い勝手のよいぴったりなサイズにできることもメリットの一つです。カラー・デザイン・素材をカスタマイズすることで、統一感のあるLDK空間をつくることができます。
▼デメリット
- 完成後のイメージを実物で確認できない
- コストが高くなりやすい
- 工事期間が長い
造作キッチンはオーダーメイドとなるため、完成前に実物を確認できません。プランニングの際に、十分に打ち合わせすることが大切です。
また、自由に設計できる反面、こだわりすぎるとコストが高くなってしまう点には注意が必要です。キッチンに充てる予算を設定して、デザインや設備などのこだわりたい部分の優先順位を決めておきましょう。
また、規格化された設備を組み立てるシステムキッチンと比べて、打ち合わせや設計、工事にと時間がかかることが一般的です。スムーズに家づくりを進めるには、ある程度ご家族で理想のイメージを固めておくことがポイントです。
自分たちはどちらのキッチンを選ぶ?
システムキッチンと造作キッチンは、いずれも一長一短があります。ご家族にぴったりなキッチンは、こだわりの強さやライフスタイルなどによって異なるため、予算と理想のイメージのバランスを考慮して選ぶことが大切です。
▼システムキッチンがおすすめな人
- 住宅設備メーカーならではの品質や使い勝手を重視している
- スタンダードなサイズ・形状で問題ない
▼造作キッチンがおすすめな人
- 既製品にないテイストや天板をタイルにしたいなど、明確なこだわりがある
- 自分にぴったりなサイズや間取りに合わせた形状にしたい
システムキッチン+造作という選択肢も
こちらの写真のようにシステムキッチンを使用しながらも、対面部分は造作の棚や収納をつけることで、リビング・ダイニングとの内装にも統一感が生まれます。
またキッチンとダイニングの間に収納を設けることで利便性もアップ。筆記用具などの小物を仕舞えば、ダイニングで書類整理をするにも便利ですし、子どもが小さいうちは隣接したリビングで使うおもちゃなどを収納すればスッキリしたLDKを保ちやすくなります。
他にもシステムキッチンと造作カウンターを組み合わせるという方法もあります。
完全な造作キッチンにするよりも費用を抑えやすく、希望のサイズを反映できるオーダーメイドの作業台と合わせることで、使い勝手も良く自分好みのキッチン空間をつくり上げることができます。
暮らしを快適・豊かにするキッチンを選ぼう
家族が心地よく過ごせる住まいをつくるうえで、キッチン選びは重要なポイントの一つとなります。システムキッチンや造作キッチンのどちらを選べばよいかお悩みの方も、マルマインハウスまでご相談ください。
マルマインハウスでは、お客さまの理想の暮らしや叶えたいイメージを実現するために、しっかりとヒアリングを行うことを大切にしています。ご家族にとって愛着の湧く家のために、キッチンへのこだわりもお聞かせください。
「家族との和が深まるキッチンにしたい」「夫婦で料理を楽しめる場所にしたい」など、ご希望をお聞かせください。
なお、キッチンやパントリーの施工事例はこちらからご確認いただけます。
2025.01.23