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家づくりについて新築で作りたい「リモコンニッチ」。設置のメリットや失敗しないためのコツ

家づくりのアイデアを収集するなかで、壁の一部にスイッチ類をまとめて配置した「リモコンニッチ(スイッチニッチ)」を目にする機会があるのではないでしょうか。

リモコンニッチは、リビング空間をすっきりと見せ、生活の利便性を高める家づくりのアイデアとして注文住宅やリノベーションにおいて注目されています。

今回は、リモコンニッチを設置するメリットや失敗を防ぐためのプランニングのコツを紹介します。リモコンニッチを取り入れるかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

リモコンニッチとは

リモコンニッチとは、壁の一部に箱状のくぼみを作り、その内側にリモコンやスイッチなどをまとめて配置するスペースのことです。

壁面からリモコンやスイッチ類が出っ張らないように収めることで、見た目がすっきりとした印象になります。

リモコンニッチに収める機器類には、以下が挙げられます。

▼リモコンニッチに収める機器の例

  • ライトコントローラー
  • インターホンモニター
  • 給湯器リモコン
  • 床暖房リモコン
  • 換気設備のスイッチ
  • 照明スイッチ など

リモコンニッチを作るには、各設備機器の配線を一ヵ所に集約する必要がありますが、既存住宅の場合には壁の中にある「柱」や「ほかの配線」との干渉が起きてしまい、配線ルートを構築できないケースもあります。

新築の設計段階からリモコンニッチを想定して最適な配線計画を立てられることは、注文住宅だからこそできるメリットといえます。

新築でリモコンニッチを作るメリット

新築でリモコンニッチを作ると、空間づくりと利便性の両方にメリットが生まれます。具体的なメリットには、以下の3つが挙げられます。

メリット①すっきりと整った印象になる

リモコンや照明のスイッチなどは、部屋のドア付近や設備がある周辺など、壁のあちこちに配置されることが一般的です。しかし、壁面に出っ張ったスイッチ類は生活感が出やすく、インテリアの邪魔になってしまうことがあります。

リモコンニッチを作ることで、スイッチ類を一ヵ所にまとめて壁面をフラットにできるため、部屋がすっきりと整った印象になります。特にホテルライクやミニマルな内装デザインを好む方は、リモコンニッチが空間づくりに役立ちます。

メリット②壁面のスペースを飾り棚として活用できる

リモコンニッチを壁面の飾り棚として活用するアイデアもあります。壁のくぼみ部分にちょっとした工夫を取り入れることで、リモコンニッチが空間のアクセントになります。

▼リモコンニッチの見せ方の工夫

  • 壁のくぼみ部分にアクセントクロスを取り入れる
  • 小物や植物などを置くための棚を設ける
  • くぼみの形状を三角屋根やアーチ状にする など

リモコンニッチの形状や壁紙にこだわったり、飾りスペースを設けたりして、好きなものやこだわりをデコレーションできることが魅力の一つです。

また、飾り棚として利用する場合は、何を置きたいかもあらかじめ想定してニッチの幅と高さだけではなく、奥行きも確認しておくことが大切です。

メリット③生活動線が効率的になる

家の中のリモコンやスイッチなどを一ヵ所にまとめることで、必要なときにスムーズに操作できるようになります。

リモコンニッチは、LDKやキッチンの近くなど、家族がよく利用する場所に設けることが一般的です。そのため、給湯器や床暖房、換気設備などの操作がしやすくなり、日々の暮らしの中で無駄な移動や手間を減らすことができます。

また、操作機器の場所がまとまることで家族みんなが使いやすくなり、「どこで操作するんだっけ?」と迷うことも少なくなります。

ちなみに、家や車のカギ、エアコンのリモコンなどを収納する定位置にすれば、「あれどこいった?」と探すストレスもなくなります。

後悔しないためのリモコンニッチ設計のコツ

新築でリモコンニッチを作る際は、「使いにくい」「やっぱり必要なかった」と後悔しないように、大きさや奥行き、配置場所などを綿密に設計することが大切です。

ここからは、使い勝手のよいリモコンニッチを設計するコツを紹介します。

コツ①間取りの動線を踏まえて配置場所を決める

リモコンニッチの配置場所は、生活のしやすさに直結します。家族が毎日使うものだからこそ、「家の中をどのように動くか」といった動線を間取り図からシミュレーションして、使いやすい場所を考えることが大切です。

▼リモコンニッチの設置場所の例

設置場所 特徴
キッチンやダイニング横の通路 家事動線を重視した場所。給湯器の操作や来客時のインターホン対応などを行いやすく、家族も利用しやすい。
リビング収納や通路の一角 家族が集まるLDKからアクセスしやすく、設備機器をまとめて管理しやすい。壁面をすっきり見せたい場合にもおすすめ。

生活の中で頻繁に通る場所にリモコンニッチを設置すると、家族みんなのアクセス性が高まり使い勝手が向上します。

コツ②配置したいスイッチ類に合わせてサイズを決める

リモコンニッチを作るときには、「何のスイッチ類をどのように配置したいか」をあらかじめ決めておくことが必要です。

見た目をすっきりと整えるには、各スイッチ・モニターの大きさに合わせて配置する高さや間隔などをパズルのようにきれいに揃えることがポイントです。

また、ある程度「余白」を設けることも欠かせません。スイッチ類のサイズに合わせてぴったりのニッチを設計すると、設備の故障や買い替えの際に「ニッチ内に収まらない」「壁面から出っ張ってしまう」といった問題が生まれる可能性があります。

住宅会社が作成した設計プランで確認しておきたいポイントは、以下が挙げられます。

▼リモコンニッチのサイズ設計で確認しておくこと

  • 身長に合わせて操作しやすい高さになっているか
  • スイッチやリモコン類の配置がきれいに整列しているか
  • 間隔や奥行きに余裕があるか など

コツ③棚の有無や壁紙のデザインを選ぶ

リモコンニッチは、壁に四角形のくぼみだけを設けるシンプルな設計のほかにも、さまざまなデザインのバリエーションが存在します。

「どのような見せ方をしたいか」を考えて、棚の有無や背景の壁紙、形状などのデザインを選ぶことで、理想のイメージに仕上げられます。

▼デザインのアイデア

アイデア 内容
飾り棚 ニッチの上部や下部に設ける棚。小物や観葉植物、写真、アートなどを飾ってこだわりの空間づくりができる。
アクセントクロス ニッチ部分に壁とは違う色や柄が異なるクロス。壁面のアクセントとして空間をすっきりと引き締める効果がある。
素材や色味を空間に合わせる ニッチの底板や棚板の素材、クロスの色味を周囲のインテリアと統一。設備機器をまとめながらも空間に自然となじむデザインにできる。
アーチ型の形状 ニッチの上部がアーチ状になったデザイン。ナチュラルや北欧風など、柔らかい雰囲気を演出できる。
三角屋根の形状 ニッチの上部が三角屋根のようになったデザイン。一般的な四角い形状よりも遊び心があり、可愛らしい印象になる。

コツ④コンセントの要否を検討する

リモコンニッチを作るときに検討したいのが「コンセント」の要否です。コンセントを設けておくと、さまざまな用途に活用することができます。

▼リモコンニッチのコンセントの活用例

  • スマートフォンやタブレットの充電スタンド
  • スマートスピーカー
  • ペット用見守りカメラ
  • デジタルフォトフレーム など

リモコンニッチに各種デバイスの充電スタンドを設置すると、ダイニングテーブルやリビングテーブルの上がコード類で散らかってしまうのを防ぐことができます。

また、スマートスピーカーやペット用見守りカメラなどのデジタル端末を利用する方は、リモコンニッチを置き場所として活用すると便利です。

こだわりを詰め込んだリモコンニッチを作ろう

新築の注文住宅では、自由自在にリモコンニッチを設計できることが魅力です。家の中のあちこちに点在するスイッチ類を一ヵ所にまとめることで、空間をすっきりと整えられるほか、生活動線もスムーズになります。

ただし、一度リモコンニッチを作ると従来の壁に戻すことは難しいため、あらかじめ配置場所やサイズ、デザイン性などをよく検討して設計することが重要です。導入後に後悔しないために、家族の生活動線や見せ方、叶えたい雰囲気などをイメージしておきましょう。

家族みんなが毎日何度も使う場所だからこそ、こだわりをぎゅっと詰め込んだお気に入りのリモコンニッチを作ってみてはいかがでしょうか。

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