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土地選びのポイント家を建てる区画は「角地」と「中地」どちらがいい?メリット・デメリットをご紹介

家を建てるときに重要なのが土地選び。費用はもちろんのこと、建築可能な家の広さや形にも影響します。

土地を選ぶときは、立地や面積、形状のほか、区画も重要なポイントです。区画は、大きく分けると「角地」と「中地」の2種類があります。

今回は、角地と中地、それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。家を建てるときの区画選びに悩んでいる方、これから注文住宅の購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。

 

角地とは

角地とは、交差する2つの道路に接した、角の区画にある土地のことです。2方向が道路になっていることから中地とは異なるメリットがあり、比較的人気の高い土地とされています。

 

角地のメリット

角地には、次のようなメリットがあります。

● 日当たりが良い
● 開放感がある
● 間取りの自由度が高い
● 防犯面で安心
● 資産価値が保てる

角地は2方向が道路に面しているため、隣接する家が少ないのが特徴です。そのため、一般的には日当たりや風通しが良く、快適で開放感のある住まいを実現できます。

また、角地では、玄関や駐車場、リビングなどの場所が2つの方角から選べるので、間取りの自由度が高いこともメリットとして挙げられます。さらに、道路に面する部分が多いと、人目につきやすいという観点から、防犯性に優れているとも考えられます。

このように、角地には家を建てるうえでさまざまなメリットがあることから、人気の高い区画となっています。将来にわたって需要の高さが見込まれるため、資産価値が下がりにくいことも角地の魅力です。

 

角地のデメリット

角地には、次のようなデメリットもあります。

● 土地代が高くなる
● 方角によって日差しが気になるor日当たりが良くないことも
● 道路斜線制限が設けられていることがある
● 人目につきやすい分、プライバシーが気になる
● 外構費用が高くつく

メリットが多く人気の角地は、資産価値が保てる反面、土地代が高くなりやすいというデメリットがあります。トータルの予算を踏まえて、住宅建築にかかる費用とのバランスを考慮することが重要です。

道路が面する方角によっては、西日が強すぎたり、時間帯によって日当たりが良くなかったりすることがあります。土地を選ぶときは、方角も気にかけるようにしましょう。

また、自治体によって道路斜線制限が設けられていることがある点にも注意が必要です。道路斜線制限とは、周囲の日当たりや風通しを確保することを目的に、建物の高さに制限を設けることです。建築制限の有無について、あらかじめ確認しておくことが大切です。

家に面する道路の環境によっては、自動車や自転車と接触しやすくなることも考えられるため、とくに小さなお子様がいるご家庭では注意が必要です。

 

中地とは

中地とは、正面以外の3方向が囲まれた区画にある土地のことです。道路に面している部分が少なくなることが特徴です。

 

中地のメリット

中地には、次のようなメリットがあります。

● 角地よりも土地代を抑えやすい
● プライバシーが守られる

中地は、角地と比較して土地代が安い傾向があります。土地代を抑えられる分、間取りや内装にこだわることができます。

また、中地は道路に面する部分が少ないため人目につきにくく、比較的外構にこだわらなくてもプライバシーが守られます。予算やプライバシーを重視する人にとっては、中地を選ぶメリットは大きいといえます。

中地のデメリット

中地のデメリットとしては、次のようなことがあります。

● 開放感が少ない
● 玄関や駐車場の位置が限定される
● 防犯面で不安なケースもある

中地では3方向がほかの敷地に囲まれているため、開放感が得られにくく、玄関や駐車場の位置についても制限があることがデメリットとして挙げられます。

また、人目につきにくく静かなことは、空き巣などの防犯面のリスクにつながるとも考えられます。中地で選ぶ際には、採光や通風を確保しやすい間取り設計と、十分な防犯対策が求められます。

↑ トップ画像の家が建つ前の土地画像

 

「角地」と「中地」どちらを選ぶ?

ここまで紹介してきたように、角地と中地にはそれぞれ異なる特徴があります。

どちらを選べばよいかわからない場合には、メリット・デメリットをふまえて、次の2つを検討してみましょう。

 

土地選びのポイント

①理想の暮らしをイメージして優先順位をつける
②自分の目で現地を確認する

例えば、静かでプライバシーが守られることは、防犯面では不安が残るケースもあります。どちらを条件として優先させたいのか(ex.静かな暮らしがしたい)、あるいはデメリットを補うことができるのか(ex.セキュリティシステムを活用する)を考えて、選択するとよいでしょう。

また、理想の暮らしについては土地と建物両方のイメージと優先順位をつけることが大切です。そうしなければ土地購入後に予算が不足し、思っていたような家が建てられないということもありえます。

〇土地・・・その場所に住んだ時のイメージをつかみ、譲れない条件と妥協できる点をみつけておく
〇建物・・・家の性能、設備、デザインなど家にどこまでのものを求めるかも考えておく

理想のライフスタイルや、家族の希望について話し合い、優先順位をつけておくと土地選びがスムーズになります。

また、土地を選ぶときは、実際に現地を訪れることも重要です。角地や中地といった区画以外にも、さまざまな条件によって住まいづくりが左右されます。

「角地にこだわっていたけれど、現地を訪れると中地でもアリかな」といったように、実際に目にしてみると土地や家に対する条件が変わるケースもあります。自分の目で見て確認することが大切です。

 

区画選びも家族の”mine”を明らかにすることから

家を建てる区画の「角地」と「中地」には、それぞれメリット・デメリットがあります。しかし、メリット・デメリットの捉え方は、家族のライフスタイルや理想の暮らしによって変わります。

「日当たりが良くて開放感のある家にしたい」「周囲の音が気にならない静かな暮らしがしたい」など、家族が必要とする条件を明らかにしておくと、どちらの選択がベターなのかが見えてきます。

マルマインハウスでは、家族一人ひとりの”mine(私のもの)”を大切にする住まいづくりを心がけております。一般的なメリット・デメリットにとらわれるのではなく、家族にとって本当に大事な土地や住まいの条件について、私たちと一緒に考えてみませんか?

2023.01.05

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