ブログ

家づくりについて人もペットも快適に暮らすために。住まいの間取りや設備をどう工夫する?

ペットは大切な家族の一員であり、その後の人生を共に過ごしていくパートナーともいえます。マイホームを建てるときには、ペットにも安全で過ごしやすい住まいを提供してあげることが大切です。

ストレスを与えないよう配慮することはもちろん、思いがけない怪我や事故につながらないよう、家族が心がけておくポイントもあります。また、家族構成やライフスタイルが変わっても、お互いが快適に暮らせるか、将来を見据えた住宅設計も不可欠です。

そこで今回は、愛するペットと一緒に暮らすための住まいづくりのアイデアを実例とともにご紹介します。

階段下のベッドルームで、いつでも心安らげる場所に

人懐っこく、寂しがり屋さんな性格でもあるワンちゃんと暮らすには、家族がいつもそばに感じられる間取りに工夫しましょう。

家族の声や気配を感じながら安心して過ごせるよう、リビング横にある階段下にワンちゃんスペースを設置。ワンちゃんがゆったり寛げる十分な広さを確保しつつ、暗く閉鎖的な空間にならないよう。照明の光が入るよう工夫しています。

また、人のそばで暮らすのが好きなワンちゃんですが、ときには犬だけのプライベート空間も大切。家族の目が常にあるリビングの中心よりも、ほどよく気配を感じられるよう、階段下にスペースを用意しています。

体に負担がかからないよう、クッション性のあるマットを敷いたり、気温に応じてブランケットを用意してあげるのもポイントです。

 

外を眺めて楽しい!犬の好奇心を満たす「地窓」を設置

好奇心旺盛なワンちゃんは、家の中から外の景色を眺めるのが大好きです。階段下のスペースに自窓と犬のベッドルームを設けることで、自然の風景を眺めたり、鳥や虫の動きを観察したりと、ワンちゃんの好奇心を引き立てて、ストレスを軽減してくれます。

また、ワンちゃんは、お家の中で自由に歩き回れて、家族と触れ合える環境が望ましいといえます。リビングの脇にワンちゃんスペースを用意することで、食事をしているときも、リビングで寛ぐときも、いつもワンちゃんのそばで暮らすことができます。

とはいえ、犬は耳が良く、人や動物の声に敏感に反応する子の場合はTVやオーディオスピーカーとの位置や音の大きさに注意してください。あまり近くに設置すると、知らない人の声にびっくりしてしまったり、リアルな音で怖がってしまうことも。声や目線が届きつつも、愛犬の性格によっては音が気にならない場所を用意してあげる必要もあるでしょう。

施工事例
シンプルな中に素材感を生かした家

 

猫ちゃんには段差を取り入れた楽しい住まいを

猫ちゃんは、体を動かすのが好きな一方で、自由気ままなマイペース思考。健康のために、お家のなかで伸び伸び動ける設備を用意したり、お昼寝場所などのプライベートスペースを確保してあげることが大切です。

こちらのお住まいでは、猫ちゃんが外を眺めてゆっくり寛いだり、上下運動して体を動かせるよう、壁に窓付のキャットウォークを設置。太陽の光が差し込むので、お昼寝にも喜んでもらえるアイデアです。

また、猫ちゃんは高い所が好きで、木登りをする動物でもあります。リビングの脇にキャットタワーを用意することで、爪とぎや上下運動でストレスを発散できるようになります。

縄張り意識が強く、高い所から見渡せるような場所を好む習性もあるので、人間の手が届かない高い位置に、猫ちゃんスペースを設けてあげるのもおすすめです。何匹かと一緒に暮らす場合は、猫ちゃんたちが互いの距離感を確保できるよう工夫も必要です。

お客様の声・関連ブログ
子猫と一緒に毎日の暮らしを楽しめる家~建築事例紹介~「キャットウォークのある家」M様邸

 

大切なペットと暮らすためにしてあげること

ペットの健康を守るため、そして快適に過ごせる空間を与えてあげるために、家づくりで心がけておきたいポイントがあります。動物によって快適な住まい設計が変わってくるため、飼っているペットの習性や性格、行動をきちんと知ったうえで、快適な生活環境を整えましょう。

ここでは、ワンちゃんと猫ちゃんと暮らすときに心がけたい、家づくりのポイントをご紹介します。

 

家族と適度な距離を保つこと

ワンちゃんや猫ちゃんは、家族と触れ合う時間が大切です。しかし、家族との距離が常に近すぎると、落ち着いてリラックスすることができません。人と同じように、皆と過ごす時間も大切ですが、1人になれるプライベート空間も必要です。ワンちゃんと猫ちゃん、それぞれ心がけたいのは、以下のような点です。

■ワンちゃん
・家族の気配を感じられるよう、ワンちゃんから目線が届く場所にベッドを設置する
・足腰に負担を掛けないよう、クッション性のあるマットや毛布を使用する
・冷暖房が直接当たらないようにする
・テレビやオーディオ機器に近くなりすぎない

■猫ちゃん
・高い所から家を見渡せて、家族と距離を取れるキャットウォークやタワーを用意する
・猫がくつろげるスペースを複数用意する
・冷暖房が直接当たらないようにする

 

運動できるスペース・寛ぎスペースを用意する

ワンちゃんと猫ちゃんの心身の健康のために必要なのは、住まいのなかで運動しやすい間取りに工夫することです。体を動かすことは、ストレス解消にもつながります。

■ワンちゃん
・家の中でも動きやすい回遊動線を取り入れる
・庭やバルコニーに遊びスペースを設ける
・外を眺められる犬目線の窓を用意する

■猫ちゃん
・上下運動できるキャットウォークやタワーを取り入れる
・猫専用通路を用意して、自由に家の中を移動できるようにする
・階段やトイレ近くなどに爪とぎ場を用意する
・日向ぼっこできる日当たりのよいスペースを確保する

 

ケガを防ぐために、安全に配慮する

自宅に居るとき、ワンちゃんや猫ちゃんを放し飼いにしているご家庭も多いのではないでしょうか。自由に回遊させてあげたいけど「危険は場所には入らせたくない」「留守中は心配」という悩みがあります。

ペットと安全安心に暮らすためには、留守中には行動を制限できて、水回りやキッチンなどの危険な場所には立ち入らないようガードしておくことが重要です。

■ワンちゃん
・滑りにくく、体への負担が少ない床材を選ぶ
・キッチンの入口にはペットゲートを取り付ける

■猫ちゃん
・壁やドアに猫専用の通路を確保する
・立ち入らせたくない場所には、ドアに鍵を備える
・落下すると危険な物(花瓶など)は極力置かない

 

温度や換気の対策も忘れずに

ペットと暮らすとなると、お部屋の気温をはじめ、ハウスダストや臭いなどが気になるもの。人とペットがお互いに快適な暮らしができるよう、住宅の性能面にも配慮が必要です。

例えば、ワンちゃんや猫ちゃんは、それぞれ快適な気温が異なります。犬に最適な気温は22℃前後と言われており、暑さがとても苦手です。一方、猫に最適な気温は20℃~28℃ほどと言われており、湿気が多い場所が苦手です。

住宅を建てる際は、適切な気温を維持できるよう、冷暖房が効きやすい高断熱・高気密の住宅を選びましょう。また湿気によるカビやダニの発生を防ぐために、家中の空気の流れを循環できる換気システムがあると安心です。

マルマインハウスでは、高断熱・高気密の住宅性能を実現しており、人はもちろん、ペットにも快適で健康な住まいを提供いたします。一年を通して快適な室温を維持し、部屋間の温度差が少なくなることで、ペットへの体の負担も軽減します。

また、高効率・全熱交換換気システム「エココア90」を採用しています。住まいの中の湿気や臭いを防ぐとともに、空気のよどみを無くしてハウスダストやダニの発生を抑える効果もあります。

人とペットが安心で快適に暮らすために、快適な住宅性能を備えた家づくりを目指しましょう。大切なペットと暮らす家をお考えの方も、ぜひマルマインハウスまでご相談くださいませ。

 

関連ブログ
換気の重要性・住宅に使用する換気システム『エコエア90』がバージョンアップ

2021.02.05

ブログ一覧に戻る

おすすめの関連記事