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家づくりについて注文住宅に車2台分の駐車スペースは必要?広さの目安と間取りづくりのコツ

都市部では、土地価格の相場が高くなりやすく、十分な広さの土地が見つからないことも少なくありません。地方や郊外のエリアであれば、広さにゆとりのある土地が見つかりやすくなることが魅力です。

一方で、車生活が中心となりやすいエリアに家を建てる際には、「車2台分の駐車スペースを作るべきか」と悩むことがあります。

都市部からの引越しを検討されている方は、

「今は車1台だけど、地方・郊外に引越しするなら2台必要になる?」

「駐車スペースを広くすると間取りが狭くならないか」

など、気になるのではないでしょうか。

今回は、地方・郊外エリアにおける車2台持ちの実情や、車2台が必要となるライフスタイル、必要な駐車スペースの目安、間取り設計のコツまで詳しく解説します。これからマイホームを検討される方はぜひ参考にしてください。

地方に住むなら車2台持ちは一般的?

地方や郊外では、1世帯につき車を2台所有していることが一般的とされています。

都市部では、電車やバスなどの公共交通機関が発達しているほか、徒歩や自転車圏内で生活が完結することも少なくありません。しかし、地方や郊外へ引越すと、エリアによっては日々の移動手段の主軸が車になるケースが多くなります。

「バスや電車の最寄り駅まで遠い」「徒歩・自転車圏内にスーパーや薬局、病院がない」というエリアで家族が車1台で生活する場合、以下のような問題が起こりやすくなります。

▼車1台の生活で起こりやすい問題(交通手段や周辺施設が不足している場合)

  • 夫婦のどちらかが車通勤をすると、帰宅するまで買い物や通院ができない
  • 夫婦で車を利用する都合が重なってしまう(子どもの送り迎えや通院、友人とのお出かけなど)
  • 急用で車が必要になった際に、タクシーまたは親族に頼んで送迎してもらう必要が出てくる

徒歩・自転車では生活範囲が限られてしまう場合、車1台での生活ではどうしても不便さを感じる場面が増えてきます。

引越し当初は1台で問題なく生活ができても、ライフスタイルの変化や家族が増えた際に「やっぱりもう1台必要だった」と感じるご家庭も見られるのが実情です。

車2台が必要になりやすいエリア・ライフスタイルとは

子育て世帯や共働き世帯では、生活の利便性を確保するうえで2台の車が必要になることがあります。家を建ててから「駐車スペースを増やせばよかった」と後悔しないために、ライフスタイルや家を建てるエリアに合わせて、自動車の必要性を整理することが大切です。

車2台持ちを検討したいケースとして、以下が挙げられます。

①電車やバスの駅から徒歩圏外

最寄り駅へ徒歩でアクセスすることが難しい場所や、近隣にあるバスの運行本数が少ない地域では、公共交通機関を日常的な移動手段として使いにくくなります。

通勤に車を利用したり、駅までの送り迎えが必要になったりするケースも多いため、車が2台あるほうが生活しやすくなります。

日常の交通手段として不便に感じやすい徒歩時間の目安は、以下のとおりです。

▼目安となる判断基準

  • 最寄りの駅やバス停まで徒歩15分~20分以上(約0.8km~1.2km以上)
  • 最寄りの駅まで自転車で約20分~30分以上(約4km〜7km以上)

特に坂道が多い道路や混雑しやすい交通状況では、徒歩・自転車での移動負担が大きくなるほか、雨天時にはストレスを感じやすくなります。

また、駅やバス停の近くに駐輪場がない場所もあるため、アクセス手段が徒歩のみに限られる可能性も考慮しておくことが必要です。

②スーパーや病院が近くにない

日々の食料品や日用品を購入するスーパーやドラッグストア、かかりつけの病院などが徒歩・自転車圏内にないエリアでは、車2台持ちが必要になることが一般的です。

地方や郊外では、大型のスーパー・商業施設・総合病院などがロードサイドや主要エリアに集結していることも多く、住宅地から離れているケースがあります。

車が1台の場合、夫婦のどちらかが通勤や用事で利用していると、その間に買い物や病院に行くことができず、不便に感じやすくなります。

家庭に車が2台あれば、夫婦で別の用事が重なってもそれぞれの目的地へスムーズに移動できるようになり、効率的に時間を使うことができます。

③子どもの学校や習い事で車送迎が必要

地方や郊外では、子どもの通学や習い事において車での送迎が必要になることがあります。

▼車での送迎が必要になるケース

  • 学校や習い事の場所まで距離が遠く、徒歩での通いが難しい
  • 中学・高校の部活動で帰宅が遅くなり、安全面や治安面が心配
  • 電車・バス通学が可能だが、子どもがまだ小さく一人での登下校が難しい

学校まで距離が遠い地域では、保護者による送迎が必須になるケースも少なくありません。子ども一人で電車・バス通学ができる年齢になっても、最寄り駅が近くにない場合には、駅までの送り迎えも発生します。

さらに、子どもの部活動や習い事が始まると、放課後や休日に車を出さなければならない場面も増えてくるため、スムーズな移動には車2台が必要になります。

④夫婦どちらかが車で通勤している

夫婦のどちらか一方が車通勤をしている場合には、自宅にいる方が日中の時間帯に車を利用できなくなるため、生活用の車をもう1台持っておくと便利です。

例えば、夫が車通勤をしていて、妻が自宅でテレワークや家事、育児などを行っている家庭では、車が2台あれば夫がいないときにも買い物や通院などが可能になります。

仕事の残業で帰りが遅くなったり、子どもの体調不良や親の急用などによって送迎が必要になった際にも、車がもう1台あれば移動手段を確保できるため、安心といえます。

⑤車での来客が多い

世帯における車の所有台数が1台であっても、来客用パーキングとして2台分のスペースを確保しておいたほうがよいケースもあります。

地方や郊外では、有料駐車場(コインパーキング)が限られており、マイホームの近くにないことも少なくありません。マイホームに2台分の駐車スペースを確保しておくと、親族や友人を気軽に招待しやすくなります。

特に公共交通機関の最寄り駅から距離が遠いエリアにおいて、車での来客が頻繁にある家庭では、2台分の駐車スペースがあると便利です。

車2台の駐車スペースに必要な広さの目安

注文住宅を建てる際に気になるのが、「車2台の駐車スペースを作るには、どれくらいの広さが必要になるの?」という点です。

一般的な普通乗用車1台あたりの駐車スペースの目安は、「幅約2.5m×奥行き約6.0m」とされています。この広さは、スーパーなどの駐車場で車を並べて駐車することや、乗り降り、トランクからの荷物の出し入れなども考慮した目安です。家で駐車スペースを設ける場合は、敷地の形状や車の大きさ、駐車方法などによって必要な広さが変わります。

この広さを一つの目安として、家で2台分の車を駐車する場合には、以下のスペースが必要となります。

▼車2台を並列駐車する場合に必要なスペースの目安

目安
幅 約5.0m〜6.0m
奥行き 約5.0m〜6.0m
面積 約30㎡~36㎡/約9坪~10坪

ただし、大型サイズのSUVやミニバンを停める場合や、スライドドアでないドア(ヒンジドア)を開いて荷物の出し入れやチャイルドシートの着脱を行う場合などは、さらに横幅のゆとりを持たせる必要があります。

車2台分の駐車スペースを確保する際の間取り設計のコツ

車2台分の駐車スペースを確保する際は、車が収まる広さを確保するだけでなく、実際の使い勝手を考慮した間取りにすることが大切です。

ここからは、車2台分の駐車スペースを設ける際の間取り設計のコツを紹介します。

①自転車・バイクの置き場を考慮する

自転車・バイクの台数やサイズを考慮して、駐車スペースを検討することが必要です。

一戸建て住宅で自転車・バイクを置く場所には、以下の選択肢が考えられます。

▼自転車・バイクを置く場所

  1. 駐車スペースを広くとり、車の横や後ろに置き場を設ける
  2. 駐車スペースとは別に門柱やフェンスの裏にサイクルポートを設ける
  3. 玄関アプローチや庭の一部に置く

駐車スペースの中に自転車やバイクを置く場合には、駐車中に出し入れしやすい広さ・通路を確保することが必要です。自転車1台に必要な駐輪スペースは「約1.9m×0.6m」とされており、バイクについては車両サイズによって異なります。

また、駐車スペースとは別にサイクルポートを設置する場合は、一緒に置くよりも一般的に外構スペースを広く取る必要があり、建物の建築面積が小さくなる可能性があります。

②乗車頻度に応じた駐車レイアウトを考える

一戸建て住宅で採用される駐車レイアウトは、大きく「並列駐車」と「縦列駐車」に分けられます。車を利用する頻度に合わせて選択することがポイントです。

▼駐車レイアウト

並列駐車 縦列駐車
特徴
  • 1台ずつ単独で出し入れ可能
  • 来客時に使いやすい
  • 間口を広く確保する必要がある
  • 2台を毎日・頻繁に利用する場合は車の入れ替えが必要
  • 最小限の間口で導入しやすい
適しているケース 2台ともに毎日出し入れする(通勤用・生活用など) 1台がメイン、2台目が休日用・来客用として利用する

敷地形状によって、どちらが良いかは変わってくるのですが、毎日2台とも頻繁に使う場合は、お互いの出し入れを妨げない並列駐車がベストです。1台は休日しか使わない、あるいは来客用といった場合には、壁面後退などによって生まれるスペースも活用しやすい縦列駐車を検討するなど、乗車頻度に合わせた配置設計をするとよいでしょう。

また、前面道路の幅員に応じて十分な間口を確保することも必要です。前面道路が狭く切り返しが必要になる場合には、間口を広めに取っておくと駐車しやすくなります。

③ドアの開閉スペースを確保する

ドアの開閉や人の乗り降りに必要なスペースも忘れずに確保する必要があります。

▼並列駐車の場合

ドアを開閉して乗り降りするには、車の横に十分なスペースを確保することが大切です。少なくとも車幅+1m以上の間隔を空け、2台分の横幅(間口)として考えると、約5.5m〜6.0m以上を一つの目安とするとよいでしょう。

▼縦列駐車の場合

並列駐車と同様に、人が出入りしやすいように車の横にスペースを確保する必要があります。加えて、バックで駐車する際の衝突を防ぎ、トランクを開ける際のスペースも考慮することが大切です。必要な奥行きは駐車する車の大きさや組み合わせによって異なりますが、軽自動車と普通乗用車の2台を想定する場合は、10mほどを一つの目安として考えるとよいでしょう。

また、どちらの場合にもチャイルドシートに子どもを乗せ降ろししたり、スライドドアではない車種の場合には、ドアを車や壁などにぶつけないために十分な間隔を確保することが重要です。

④玄関や勝手口までの動線を考慮する

駐車場から玄関や勝手口までの動線は、生活の快適性に大きく影響します。

「雨の日でも濡れずに家に入れるか」「買い物の重い荷物をスムーズに運び込めるか」といった点に配慮することがポイントです。

例えば、以下のようなアイデアがあります。

▼駐車場所からスムーズな動線を確保するポイント

  • 駐車スペースから玄関までの距離を短くする
  • ガレージから勝手口へ入れる動線をつくる
  • カーポートの屋根を玄関ポーチまで伸ばす など

⑤将来的な駐車スペースの使い方を考慮する

「働き方が変わった」「家族が増えた」など、ライフスタイルの変化とともに車の使い方も変わります。家族の暮らしの変化を見据えて、駐車スペースを設計することが大切です。

▼考慮すること

  • ベビーカーや子どもの自転車を置くスペースが必要か
  • 軽自動車・コンパクトカーから大型のSUVやミニバンに車種変更する予定があるか
  • 将来的にEV(電気自動車)を導入する予定があるか など

2027年4月から始まる新しい住宅基準「GX ZEH(※)」では、一戸建て住宅におけるEV充電設備やV2Hの導入検討が推奨されています。将来的にEVの導入を検討している方は、新築時にEV充電用設備を導入しておくことで、将来EVを導入する際にもスムーズに対応できます。

※GX ZEH(グリーントランスフォーメーション・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、従来のZEHに省エネ性能の引き上げと再生可能エネルギーの自家消費向上を組み込んだ新しい住宅基準です。

関連記事
「GX ZEH」とは?2027年4月から始まる新しい住宅基準と従来のZEHとの違いを解説

土地探しに悩んでいる方へ「分譲プロジェクト」という選択肢

都市部から離れた地方や郊外では、自家用車が生活に欠かせない移動手段となります。しかし、電車・バスなどの公共交通機関が充実しており、周辺に生活施設がある地域では、車への依存度が低い暮らしも可能です。

「地方・郊外に引越すなら2台分の駐車スペースが必須」と決断する前に、通勤・通学のしやすさや日々の買い物など、ご家族のライフスタイルに合わせて検討することが大切です。

「予算や条件に合う土地がなかなか見つからない」とお悩みの方は、マルマインハウスの分譲プロジェクト(建築条件付き土地)を検討されてはいかがでしょうか。

▼マルマインハウスの分譲プロジェクトの特長

当社の分譲地は、一般的な分譲住宅と異なり、間取り・設備・性能・デザインの自由度が高いことが魅力です。外観・外構は分譲地ごとに統一感を持たせていますが、注文住宅と同じように自分たちのこだわりを反映した家づくりを叶えられます。

また、分譲地ごとにコンセプトやモデルプランを作成し、統一感のある街並みの設計やその土地の風土を活かした心地よい住環境づくりにもこだわっています。マイホームをお考えの方は、ぜひマルマインハウスにご相談ください。

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2026.10.08

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