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その他地鎮祭とは?どんなことをするの? ~マルマインハウスの近況をご報告~
今回は久しぶりにマルマインハウスの現場の状況をお伝えしようと思います。
この前のGWを挟んで2組のお施主様の地鎮祭が執り行われました。
地鎮祭の前日はどちらも雨だったのですが、当日は天気も良く、無事に地鎮祭を終えることができました。おかげさまで安心して工事に取り掛かることができます。
T様、O様ありがとうございました。
何度かこのブログでもご紹介していますが、改めて地鎮祭とは何なのか?また、実際の様子を写真にてご覧いただきたいと思います。
地鎮祭って何?どんなことをするの?
地鎮祭とはその土地の神様(氏神様)を鎮め、 土地を利用させてもらうことの許しを得るという意味があります。また神様に工事の無事や安全、そして建物や家の繁栄を祈る儀式でもあるため、建物の建築が始まる前に行います。
調べてみると古くは日本書紀にも記述されていて、日本文化の一つとなっています。
マルマインハウスでは8割ほどのお施主様が地鎮祭をされます。そのほとんどの方はお施主様と施工主である(株)マルヤマのスタッフで行うことが多いのですが、中には神主様を招いて祝詞をあげてもらう方もいらっしゃいます。
では、それぞれどのような形か見ていきたいと思います。
マルヤマの社員とお施主様で行う場合
基本的には敷地の北寄り、祭壇が南を向くように設置され、祭壇に向かって2礼2拍手1礼を行います。
次に、敷地の四隅と中央に塩、洗い米、お神酒の順に撒き、土地を清めます。
塩はご主人様、洗い米は奥様(やお子様)、お神酒は施工主である(株)マルヤマの代表者が撒きます。
土地を清めた後は中央の祭壇へ戻り、2礼2拍手1礼、お神酒で乾杯をし、終了となります。
ちなみに何を準備したら良いですか?と問合せをいただくことがあります。お施主様には前もって洗い米を用意していただくのですが、その他は特別用意していただくものはありませんので、緊張せずにいらしてください。
今回のお施主様は小学生以下のお子様が3人いらして、ご主人や奥様だけでなく、ご家族で順番に土地を清めておられました。実際にお清めをするとお子様も自分も参加したという気持ちがしっかり残ると思います。良い思い出になればいいなと感じました。
神主様をお呼びする場合
まずは地鎮祭で行われる内容と流れについて。どちらの神主様をお呼びするかによって多少流れは違うかもしれませんが、今回はこのGW明けに行われたものをご紹介させていただきます。
①修祓の儀(しゅばつのぎ)
②降神の儀
③献饌の儀(けんせんのぎ)
④祝詞奏上の儀
⑤清祓の儀
⑥地鎮の儀
→苅初め、穿ち初め、鎮物埋納、鍬入れ
⑦玉串拝礼の儀
⑧撤饌の儀(てっせん)
⑨昇神の儀
⑩直会
当日は現地につくとテントが設営されていて、その奥には祭壇、向かって左側には盛り土がしてあります。
内容は難しい言葉がたくさん並んでいましたが、地鎮祭の簡単な流れとしては、土地に神様が降りてきて、神主様が祝詞を上げます。そして、神主様とお施主様で四隅と中央を清め、鎮め物をする地鎮の儀というものを行い、また神様に戻っていただきます。
ちなみに地鎮の儀には順番があり、「苅初め」を設計士が、「穿ち初め」をお施主様、「鎮物埋納」を神主様、「鍬入れ」を施工業者が行うという流れになっています。
その後は玉串をお施主様に続いて施工会社のスタッフなど参列者も順番に納めていきます。
玉串は受け取ると、時計回りに回して根元を祭壇に、葉先を自分の方へ向けて納めます。少し緊張するかもしれませんが、神主様がやり方を教えてくださいますので、ご安心を。
地鎮祭をするべきかどうか悩んだら
地鎮祭は土地を清め、許しをもらい、工事の安全や家族の繁栄を願うもの。気持ちと言ってしまえばそれまでかもしれませんが、日本では昔から行われてきた儀式の1つです。
人生で家を建てるのはほとんどの方が一度きりだと思います。そう思うと、とても貴重な体験だと思いませんか?
どうしても日程が合わない、時間が取れないという場合は別として、これから長く住む家の建つ土地にこれからお世話になるという意味でも、迷われたら地鎮祭を行われても良いかもしれません。
また、やりたいけれど、どのやり方にしようか悩む方もいらっしゃると思います。
両方に参加して思うのは、神主様をお呼びして行われるものは少し緊張感があり、神聖な気持ちが高まります。それに対してお施主様とスタッフのみで行われるものは、アットホームで、ご自身でお清めなどを行うためお子様なども楽しめるのではないかと思いました。
ですので、どちらのやり方が良いということはなく、お施主様にあったやり方でされることをお勧めいたします。ちなみに神主様をお呼びする場合はもちろん費用がかかりますので忘れずに。
家を建てる際の儀式としては他にも上棟式というものがありますが、こちらをされる方はだんだん少なくなってきていると感じています。また、打合せや上棟式など行う方がいらっしゃいましたらこちらでご紹介させていただきますので、お楽しみに。
次回は、道路に関する記事をアップ予定。土地のどちら側に道路がある方が良いのか、それぞれのメリット・デメリットをご紹介いたします。ぜひご覧ください。
2021.05.23
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