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家づくりについて注文住宅で注目が高まる「平屋」。暮らしの魅力はどんなところ?

注文住宅を建てるとき、2階建てや3階建てを検討される方も多いかと思いますが、近年では1階建ての「平屋」の人気が高まりつつあります。

平屋というと、古くから日本にある住宅のスタイルというイメージがありますが、最近では若い世代や子育て世帯からの支持も集めています。

今回は、平屋が人気を集める理由やその魅力、建てるときの注意点についてお話しします。

 

平屋の人気が集まる理由とは

平屋とは、1階建ての住宅のことです。すべての部屋がワンフロアにあり、生活するなかで階段の上り下りが不要なことが大きな特徴です。

近年、平屋の人気が高まっている理由には、住宅に求めるニーズの変化が挙げられます。少子高齢化や核家族化が進む現在では、住まいの広さを求めるよりも、コンパクトでも維持管理がしやすく、快適に過ごせる環境を求めるご家族が増えてきました。

シンプルな設計で自分たちのライフスタイルに合った生活を実現できる平屋は、まさに時代にマッチした住まいといえるでしょう。

また、日本の伝統的家屋の一つといえる平屋ですが、最近ではデザイン性の高さからも注目を集めています。形状もさまざまで、屋根の高さを利用して、2階部分の一部に1階の1/2〜1/3程度の広さの部屋を設ける「半平屋」タイプもあります。

 

平屋での暮らし、その魅力とは

平屋には、自分たちに必要な要素を選択して、コンパクトながらも豊かな暮らしを実現できる魅力があります。ここからは、平屋ならではの魅力をご紹介します。

 

①ワンフロアならではの暮らしやすさ

施工事例
大自然を暮らしの風景に。平屋の家

 

平屋ではすべての部屋がワンフロアに集約されているため、階段の上り下りがなく、シンプルかつコンパクトな生活動線を実現できます。

「2階建ての家より狭くなるのでは?」と懸念される方もいらっしゃいますが、2階建てにした場合の階段や廊下部分の広さを有効活用できるため、生活するための床面積を最大限に確保できるようになります。

 

②家族とのコミュニケーションが取りやすい

施工事例
半平屋ならではの開放感。和モダンな家

家族が同じワンフロアで暮らす平屋では、自然と家族間のコミュニケーションが増えやすいことも魅力の一つ。

同じ階にすべての部屋があるため、顔を合わせる機会も増えたりと家のなかでお互いの存在を感じやすくなります。家事をしながらその日あったことを話したり、一人ひとりの時間を過ごしながらも、小さなお子さまやペットが遊ぶのを見守ったりできます。

 

③平屋ならではの間取りが楽しめる

施工事例
素材の美。「経年変化」を愉しむ平屋

平屋では2階部分がないため、柱の数や壁量を抑えても建物の構造が安定し耐震性を確保しやすくなります。そのため広々とした空間や大きな開口を設けやすく、開放的な空間をつくれます。

屋根の形状に合わせて勾配天井したり、高い位置に窓を設けたりすると、開放感のある空間をどの部屋でも実現できます。また、部屋の外と内と緩やかにつなぐ「土間」を設けたり、リビングから続くウッドデッキスペースを設けたりするなど、外とのつながりを持たせた設計ができるのも魅力です。

 

④あらゆる世代が暮らしやすい

施工事例
半平屋ならではの開放感。和モダンな家

上下階への移動がなくバリアフリーな住まいを実現しやすいことから、年齢を重ねても暮らしやすいといった魅力もあります。

階段の上り下りがなく生活動線もシンプルなので、高齢の方はもちろん、お子さまにとっても安心安全に暮らせます。ライフステージの変化にも対応しやすく、世代をこえて長く住み続けられることも平屋の人気が集まる理由といえるでしょう。

 

⑤メンテナンス費用を抑えやすい

施工事例
大自然を暮らしの風景に。平屋の家

長く住み続けるためには、住まいの外壁や構造などのメンテナンスが欠かせません。1階建ての平屋では、構造がシンプルになるほか、2階・3階建てと比べると外壁の面積が小さくなりやすく、また外壁塗装時や屋根の修理の際に必要となる足場を最小限にできるため、メンテナンスの費用を抑えやすくなります。

 

⑥大きな屋根を利用して太陽光発電ができる

施工事例
大自然を暮らしの風景に。平屋の家

大きな屋根があることも、平屋の特徴の一つです。屋根の大きさを活かして、太陽光発電システムを取り入れることもできます。

近年では、SDGsをはじめとする環境保護に関する意識の高まりから、省エネかつエコな暮らしを求めるご家族が増えています。平屋に太陽光発電システムを設置することで、家計や環境にも優しい暮らしを実現できます。

 

平屋を建てるときに知っておきたい注意点

コンパクトな暮らしができて長く住み続けられる平屋は、時代のニーズにマッチした住まいともいえます。しかし、平屋を建てるときには次のような注意点もあります。

 

①広い敷地が必要になる場合がある

平屋では2階以上の部分がないことから、欲しい部屋数によっては広い敷地が必要になることがあります。土地を探すときは、建ぺい率や容積率を踏まえたうえで、土地に対してどの程度の広さの家が建てられるのか確認しておくことが重要です。

また、土地の広さを検討する際は、部屋の用途や予算などの優先順位をつけながら検討していくことも大切です。

土地探しで知っておきたい形状については、こちらの記事で解説しています。

関連ブログ
土地探し知っておきたい5つの形状。特徴やメリット・デメリットを知っておこう

 

②日当たりが悪くなることがある

平屋で注意しておきたいのが、採光です。敷地の中央に配置されている部屋には、どうしても日光を取り入れるのが難しくなります。明るい空間をつくるためには、中庭を設けたり、天井を高くして天窓や高窓を設置したりして、採光を確保することがポイントです。

また、敷地の周辺が2階建て以上の建物に囲まれる場合も、日当たりが悪くなる可能性があります。土地を選ぶ際は、周辺の建物や道路付けについても確認しておく必要があります。

 

なお、道路付けの方角によって住まいの日当たりが変わります。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

関連ブログ
「道路付け」で住まいの日当たりが変わる? 方角別のメリット・デメリットを解説

 

③プライバシーの確保が難しい

1階建ての平屋では、道路や隣家からの視線が気になることがあります。通行人や隣家から視線が入らないように、プライバシーを確保した設計に配慮することが大切です。

周囲からの視線が気になる場合には、門まわりに目隠しとなるようなフェンスの設置や植栽をしたり、前面道路以外の方角にリビングを設置するなど、間取りや窓の配置などを工夫するアイデアがあります。

 

「どんな暮らしがしたい?」を考えてみよう

ワンフロアで完結する平屋は、シンプルかつコンパクトな暮らしをするのに最適な住まいです。家族とのコミュニケーションが取りやすく、多世代にわたって長く住み続けられる家として人気が高まっています。

平屋での暮らしが向いているのか考える際は、「家族の理想のライフスタイルはどんなもの?」「どのような暮らしがしたい?」などと、一度ご家族で話し合ってみることがおすすめです。

マルヤマでは、ご家族さまの想いをカタチにして、“その人らしさ”を大切にした家づくりをお手伝いいたします。平屋での家づくりのポイントや疑問点などがあれば、お気軽にお問い合わせください。

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2023.06.22

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