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家づくりについて夫婦ふたり暮らしで一戸建てを持ちたい! 広さや間取りのポイント
夫婦ふたり暮らしのご家族のなかには「一戸建てでゆとりのある暮らしがしたい」「ふたりの理想をつめこんだ家に住みたい」と考える方もいるのではないでしょうか。子どもが独立した後に、改めて夫婦の住まいについて考え始めた方もいるかもしれません。
そこでよくある疑問の一つに、夫婦がふたりで暮らすときに「必要な広さや間取りはどれくらいなのか」ということが挙げられます。ふたりで快適に心地よい暮らしを実現するには、どれくらいの広さが必要なのでしょうか?
今回は、夫婦ふたり暮らしで一戸建てを持つ場合の広さや部屋数、間取りづくりのポイントについて解説します。これからマイホームを建てようと計画している方は、ぜひ参考にしてみてください。
夫婦ふたり暮らしに必要な家の広さ
家を建てるときに知っておきたい広さの単位には、「坪」「畳」「平米(㎡)」があります。この3つの関係は、以下のようになっています。
1坪=約3.31平米(㎡)=約2畳
夫婦ふたり暮らしで必要な家の広さを考えるときの目安となる基準には、国土交通省による『住生活基本計画』を参考にできます。『住生活基本計画』では、「最低居住面積水準」と「誘導居住面積水準」の2つの基準が設けられています。
それぞれの意味や2人以上の世帯における住宅面積は、以下のとおりです。
●最低居住面積水準
健康で文化的な住生活を営む基礎として必要不可欠な住宅の面積
2人以上の世帯 10㎡×世帯人数+10㎡
●誘導居住面積水準
豊かな住生活の実現と多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積
2人以上の世帯 25㎡×世帯人数+25㎡
これらを基準として考えると、夫婦ふたり暮らしの場合には最低でも30㎡程度(約9坪)、ゆとりある空間で暮らすのであれば75㎡程度(約23坪)の広さが必要となります。
夫婦ふたりでこれからどんな風に暮らしたいのか、2人のライフスタイルや趣味などを十分に相談して必要な広さについて考えることが大切です。
夫婦ふたり暮らしに必要な部屋数の目安
注文住宅で一戸建てを建てると、間取りやレイアウトを自由自在に設計できることが魅力です。「庭やバルコニーを作りたい」「広々した開放的なLDKにしたい」「趣味用や仕事用の部屋・スペースが欲しい」といった要望を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで考えておきたいのが「部屋数」です。LDKや寝室、水回りなど基本的な空間のほかに「夫婦でどのような暮らしを送りたいのか」を踏まえて必要な部屋数を考えます。
夫婦ふたり暮らしでの一般的な間取りは、1LDK~3LDKとなります。
▼間取りごとの広さの目安
間取り | 適したケース |
---|---|
1LDK | LDKを広くする 寝室を同じにする |
2LDK | 夫婦のそれぞれの個室を設ける 1部屋を仕事や趣味の部屋にする |
3LDK | ゆとりあるLDKをつくる 庭やバルコニー、土間などをつくる 夫婦のそれぞれの個室を設ける |
2LDK以上あると、2人でゆとりのある暮らしを実現できます。寝室のほかに個室やフリースペースを作れるため、趣味やライフスタイルを反映した間取り設計ができます。
間取りづくりのポイント
夫婦ふたりで快適に暮らせる住まいをつくるために、生活空間のゆとりやプライバシー空間との両立、今後のライフプランなどを踏まえて間取りを考えることがポイントです。
ポイント①余白のある生活空間
ふたり暮らしで一戸建てを建てる際は、コンパクトな面積であっても生活空間に余白を持たせて開放的で落ち着いた住環境をつくることがポイントです。
生活の中心となるLDKは広々とした空間を確保して、廊下や収納などは省スペースで必要な場所だけに設ける方法があります。
▼広々としたLDKをつくるためのポイント
- 玄関や土間のすぐにリビングを設ける
- LDKの仕切りをなくす
- 寝室に兼用クローゼットを設置する
- 水回りを一箇所に集約する など
近年では、家族とのつながりを生みやすく、高い天井で開放的な空間づくりができる「平屋」の人気も高まっています。
ポイント②共有スペースとプライバシー空間とのバランス
夫婦ふたりの共有スペースとプライバシー空間とのバランスを考慮した間取りは、家族との時間を大切にしながらお互いのひとり時間を充実させることができます。
家の中でほどよい距離感を持てるようにすることは、仕事と生活を両立したり、趣味を楽しんだりと、お互いが自然体で居心地よく過ごすためにも大切なことといえます。
▼バランスに配慮した間取りづくりのポイント
- 一緒に料理や食事を楽しめる回遊型のキッチンダイニングにする
- LDKの一角や土間などにフリースペースを設ける
- 小さくても趣味部屋や書斎をつくる など
1人でいるときの時間と2人の時間のそれぞれにおいて「どのように過ごしたいのか」「一緒にいる時間に何をするか」などを話し合ってみましょう。
ポイント③ライフスタイルの変化にも対応できる間取り
今はふたり暮らしでも、将来的に子どもが誕生する可能性や親と同居をする可能性がある場合には、間取りの柔軟性を考慮することもポイントです。部屋の使い方やレイアウトを柔軟に変更できる設計が望ましいといえます。
▼柔軟性を持たせた間取りの例
- 可動式の間仕切りや壁を設けるだけで良いようにクローゼットやドアを2つ設置する
- 部屋の用途を限定せず多目的に使える内装・設備にする
間取りに柔軟性を持たせると、家族構成や働き方などの夫婦のライフスタイルが変化した場合にも、大掛かりなリフォームを行うことなく対応しやすくなります。
「夫婦ふたりでどんな時間を過ごしたい?」を考えよう
夫婦ふたり暮らしで一戸建てのマイホームを建てる際は、「手狭に感じる」「スペースが余ってしまう」といったことがないように、必要な広さや部屋数を考えることが重要です。
夫婦それぞれのライフスタイルや趣味、今後のライフプランなどによってさまざまな間取りの選択肢があります。コンパクトでミニマルな暮らしを望む方は1LDK、お互いの仕事や趣味に使えるスペースを確保したい方は2~3LDKが最適な間取りといえます。
家族とのつながりを生む一体型のLDKや、お互いの気配を感じながら過ごせる共有スペース、1人で過ごす時間を大切にするプライベートスペースなど、居心地よく暮らせる間取りを考えることがポイントです。
マルマインハウスでは、ご家族のライフスタイルや働き方、今後のライフプランなどを踏まえ、予算とのバランスを考えた家づくりをサポートします。「いまの資金でもマイホームを建てられる?」「自分たちにぴったりの間取りは?」など、家づくりに関する疑問はお気軽にお問合せください。
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2025.09.11