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家づくりについてあったら便利な収納6選。部屋がすっきり片付く収納設計のコツもご紹介

収納の満足度は、暮らしの快適さに大きく影響します。間取りの自由度が高い注文住宅だからこそ、モノの「収納しやすさ」や「取り出しやすさ」にこだわりを持って家づくりを考えることが大切です。
しかし実際には、「どの部屋にどんな収納スペースを設ければ便利なの?」と悩んでしまう方も少なくありません。
そこで今回は、注文住宅の収納計画で失敗しやすいポイントをはじめ、使い勝手がよい間取りのコツや、収納のアイデアをご紹介します。注文住宅の間取りや収納計画を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
注文住宅の収納によくある失敗
注文住宅では、自由に収納スペースを設計できる魅力があります。しかし、実際に住み始めてみると「使いづらさ」を感じてしまう人も少なくありません。
よくある収納の失敗例には、以下が挙げられます。
- 使いたい場所に収納がない
- モノの大きさと収納の高さ・奥行きが合わない
- 収納が多すぎる・少なすぎる など
「家の収納は多ければ多いほど便利」と考えがちですが、収納をたくさん設けるだけでは快適な住まいは実現しません。無計画に収納スペースを設置すると、本当に必要な場所に収納がなく、家事効率や動線が悪くなることがあります。
また、収納したいモノのサイズが収納スペースの大きさに合っておらず、十分な役割を発揮できないこともよくある失敗例の一つです。「とりあえず収納をつくっておく」のではなく、「その場所に何を収納するのか」をしっかり想定しておくことが欠かせません。
収納で失敗しないための間取り設計のコツ
注文住宅の収納づくりに失敗しないためには、生活や家事動線、モノの種類・量を踏まえた間取り設計が重要です。収納を考えた間取り設計のコツは、以下のとおりです。
コツ①生活動線・家事動線を考慮する
快適に使える収納をつくるには、生活動線や家事動線を考慮する必要があります。
外出時や帰宅時、家事をするときなどに「どのように家の中を移動するか」を考えて、動線上にモノの収納場所を設けることがコツです。
動線上に収納場所を設けることで、モノをとるために部屋を行き来する必要がなくなり、身支度や家事がストレスフリーになります。それぞれの部屋の用途や家族の動きに合わせて、必要な収納場所を考えてみましょう。
コツ②使用頻度に合わせる
モノの使用頻度に合わせて収納をつくることもコツの一つです。
頻繁に使うモノは、すぐに取り出しやすい場所や手の届く位置に収納します。ワンアクションで「とる」「しまう」ができると、すっきり片付くお部屋をキープしやすくなります。用途や使用頻度に応じて、「見せる収納」を取り入れることもポイントです。
また、高い位置や奥まった位置にある収納は、出し入れが面倒になりやすいため、日常的には使用しないモノを収納する場所として活用するとよいでしょう。
コツ③収納量を把握する
家の収納について考えるときは、まず全体の荷物量を把握することが重要です。
家族一人ひとりの荷物や家事グッズなど、モノの種類と量をリストアップしておくことで、適切な収納量を把握できます。
これにより「衣服が多いため、広めのクローゼットが必要」「調理家電が多いため、キッチン周りの収納を増やす」など、ライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能になります。
また、家族のライフステージの変化を考慮することも大切です。子どもが生まれたり、親と同居したりといった変化に対応できるように、柔軟に使える収納を設けることがコツです。
部屋がすっきり片付くストレスフリーな収納のアイデア
すっきりとした部屋をキープするには、家の中で「モノが迷子になる」「取り出す・しまうの動作が面倒になる」といった問題をなくすことが大切です。ここからは、あると便利な収納のアイデアをマルマインハウスの施工事例とともにご紹介します。
玄関にウォークスルーのシューズクローク

玄関から入ってすぐの場所にシューズクロークを設けるアイデアです。
2帖ほどの十分な広さを確保することで、家族全員の靴とアウトドアグッズなどを収納できます。汚れが気になるアイテムも家の中に持ち込むことなく片付けられることが魅力です。
また、コートやカバンを置くスペースをつくっておくと、お出かけの前や帰宅後に自室のクローゼットまで出向く必要がなくなり、移動がスムーズになります。
家電も収納できるキッチンのパントリー

キッチン横のパントリーに、調理家電を収納するアイデアです。
おしゃれなオープンキッチンでは特に、調理家電を並べることで生活感が出やすくなる悩みがあります。大型家電や使用頻度が限られる調理器具などをパントリーに収納することで、キッチンがいつでもすっきり整います。
また、パントリーにはドアを設置せずにアーチ状の垂れ壁をつくることで、スムーズなアクセスを確保しつつ、ほどよく空間を区切って目隠しにもなっています。
ランドリールームとファミリークローゼット

ランドリースペースに隣接するようにファミリークローゼットを設置するアイデアです。
「衣類を収納する場所」と「洗濯をする場所」を同じエリアに集約することで、生活・家事動線がスムーズになります。例えば、「畳んだ洗濯物を各部屋まで運ぶ」「お風呂に入る際に下着類を部屋まで取りに行く」といった移動のストレスを解消できます。
最近では、ランドリールームを広くとり、家事室として活用するケースも見られます。洗う・干す・畳む・収納するといった作業を同じ場所で行うことで移動を最短化できます。
寝室のプライベート空間につくる収納

寝室にオープンタイプのウォークインクローゼットをつくるアイデアです。完全に仕切らないタイプの収納により、寝室空間が広く感じられるようになります。
また、寝室のクローゼットを広くとることで、衣類のほかに布団やスーツケース、暖房器具・扇風機などの季節家電もまとめて収納することが可能です。そのほか「起きてすぐ着替えができること」や「衣替えが必要ないこと」などのメリットもあります。
ワークスペースに“小物が片付く”便利収納

ダイニング奥に設けたワークスペースには、散らかりがちな小物をまとめて収納するアイデアです。文房具や細々した日用品、つい置きっぱなしになりがちな学校の書類、郵便物の定位置づくりにも役立ちます。
棚はすべて可動式なので、成長や暮らし方の変化に合わせてレイアウトを調整しやすいのもポイント。よく使うものは手の届きやすい高さに、たまに使うものは上段へ…と、使い勝手に合わせた“ちょうどいい収納”をつくれます。
ランドリールーム横の廊下に設けた“ストック収納”

ランドリールームのすぐ隣に設けた収納は、洗剤類やトイレ用品、日用品の買い置きをまとめて保管できる実用的なスペース。必要なものをすぐ取り出せる距離感で、家事の流れもスムーズになります。
この収納は、あえて部屋の中ではなく廊下側に配置。下段を少し高めにすれば、掃除機の収納にもぴったりで、コンセントも設ければそのまま充電できます。「使いたい時にすぐ使える」を叶えた、家電の定位置としても優秀なスペースです。
収納計画ですっきり整う快適な暮らし
家族の生活に合わせた収納計画は、日々の快適な暮らしにつながります。
すっきりと片付くお部屋を維持するには、「使う頻度」「使う場所」に応じて定位置を決めること、荷物のサイズ・量に応じた広さを確保することがポイントです。
家族構成やモノの量などによって収納計画は変わるため、一度ライフスタイルを振り返ってみるとよいでしょう。
「すぐにリビングが散らかってしまう」「朝の身支度や家事の移動が大変」「収納が足りない」など、現在の悩みを洗い出すことでベストな解決策が見つかるかもしれません。
マルマインハウスでは、お部屋の整理整頓をキープして快適に使える収納アイデアをご提案いたします。造作収納も取り入れながら、ご家族に合わせたきめ細かな収納設計で暮らしの質を高めます。
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2025.11.27