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家づくりについて毎日使うトイレを快適に! 注文住宅で失敗しないポイント

家族が毎日使用するトイレ。プライベートな空間でもあるトイレは、清潔であることはもちろん、居心地のよさにもこだわりたいところです。

また、お掃除がしやすい床や壁、すっきりと片づいた状態をキープするための収納スペース、毎日快適に使用するためのトイレの機能などなど、考えることはたくさんあります。

注文住宅を建てるときには、設置場所をはじめ広さや収納、窓、照明などを自由に設計できるからこそ、「どのような空間にするか悩んでしまう」という方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、毎日使うトイレを快適にするために、注文住宅で失敗しない空間づくりのポイントについてご紹介します。

マルマインハウスの施工事例もぜひご覧ください。

ギャラリー
サニタリー(洗面・バス・トイレ)

トイレの空間づくりで失敗しないためのポイント

注文住宅を建てる際、快適で使いやすいトイレ空間をつくるには、以下の5つのポイントを考慮することが大切です。

  1. 設置場所
  2. 広さ
  3. 収納
  4. 照明

1.設置場所

施工事例
留学経験から描く、海外スタイルの家

注文住宅の間取りを考える際に「トイレをどこに設置するか」を検討する必要があります。家族みんなが使いやすく、プライバシーを確保できる場所に設置することが重要です。

  • 生活空間に近くなり過ぎないようにする
  •  家族の人数やライフスタイルに応じて複数設置する
  • 生活動線を考えてアクセスしやすいようにする

トイレは、流水音やにおいが発生する場所となるため、できるだけほかの生活空間とは切り離して設置することが望ましいといえます。食事をするリビングや音が気になりやすい寝室の近くを避けることで、周囲を気にせずに使えるようになります。

また、家族の人数が多くなると、一つのトイレでは混み合ってしまい不便を感じることがあります。通勤や通学などの生活時間が同じになる場合には、朝の身支度や就寝前に「トイレがなかなか使えない」と困ることも。家族の人数やライフスタイルに応じて、2か所にトイレを設置することも検討するとよいでしょう。

さらに、家族の生活動線を考慮して、リビングや個室からもスムーズにアクセスできる場所を検討することもポイントです。もし洗面・脱衣スペースのなかにトイレを設置する場合には、お風呂や身支度をしているときにほかの人がトイレを使用しづらくなります。その場合は、もう一つ独立したトイレを設置することでほかの家族や来客も気兼ねなく使えるため、おすすめです。

 

2.広さ

一般的なトイレの広さは、およそ1畳ほどです。手洗いスペースや収納スペースを確保したい場合には、1.5畳と少しゆったりめにとると、圧迫感を感じずに使用できます。

全体の間取りとのバランスを考えて、あまりトイレにスペースを充てられない場合には、タンクレストイレを選択することも一つの方法です。タンクレストイレの場合、奥行きに余裕が生まれるため、スペースを広くとりやすくなります。

また、トイレの広さを考える際は、「便器からドアまでの距離」も重要です。スムーズに出入りして動きやすくするには、最低40cm以上の距離を確保するのが目安といえます。

 

3.収納

トイレには、予備のトイレットペーパーや衛生用品、掃除用品などを収納するためのスペースを設けることが欠かせません。生活感が出やすいモノについては、扉つきの収納棚を取り入れたり、蓋つきのカゴに入れたりして収納することがポイントです。

収納スペースの設置場所については、便器や手洗い器の上下に設けるケースが多くなっています。収納棚のサイズが大きすぎると、圧迫感が生まれてトイレが狭く感じやすくなることもあるため注意が必要です。

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4.窓

トイレのなかに、換気や採光のための窓を設置することがあります。窓があることで圧迫感が緩和されて、明るく開放的な空間になります。

ただし、窓を設置する際はプライバシーへの配慮が大切です。隣家や前の通りからトイレ内が見えてしまうことがないような工夫が求められます。

トイレにおすすめの窓の形状や工夫

  • 窓ガラスをくもりガラスにする
  •  外からトイレの内部が見えないように高窓やスリット窓(細長い窓)を選ぶ
  • 窓にカーテンやブラインドを取り付ける

 

5.照明

トイレを居心地のよい空間にするには、照明の色や明るさにこだわることも重要です。リラックスしたい場合にはオレンジ系の色、ナチュラルな雰囲気にしたい場合には昼白色を選ぶのがおすすめです。

また、照明器具によって空間の印象ががらりと変わります。天井から吊り下げるペンダントライトや足元を照らすダウンライトは、陰影が生まれておしゃれな雰囲気を演出できます。

なお、電球の明るさは40〜60w、LED照明では500〜1000lmほどが目安となります。人感センサー機能付きの照明を選べば、消し忘れの防止にも役立ちます。

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「お手入れのしやすさ」もチェックしよう

注文住宅でトイレの空間について考えるとき、デザインの美しさだけでなく、手入れがしやすい形状のトイレや壁紙・床材を選ぶことが大切です。

形状の選び方

トイレの形状には、大きく分けて3つの種類があります。

一般的なトイレの形状

形状の種類 形状の種類
組み合わせ便器 別々の便器・タンク・便座・ウォシュレットなどを組み合わせて設置するタイプ。一体型やタンクレスよりも価格を抑えやすく、故障した場合に部分的に修理・取り換えができる。
一体型トイレ 便器・タンク・便座・ウォシュレットなどが一体になったタイプ。故障した場合に、トイレ全体の交換が必要になる。
タンクレストイレ 流水用のタンクがないタイプ。トイレ本体の手洗いはないが、コンパクトなサイズで空間を広く使いやすい。故障の際には、トイレ全体の交換が必要になる可能性がある。

組み合わせ便器の場合、価格を抑えやすく部分的な取り換えができるメリットがありますが、凹凸が多いことから、細かな隙間や汚れを掃除するのが大変になります。

一体型やタンクレスの場合、凹凸がなく掃除がしやすくなるほか、スタイリッシュなデザインですっきりと見えるメリットがあります。ただし、故障したときの修理や導入費用については、組み合わせ便器よりも高くなりやすいといった注意点もあります。

 

壁紙・床材の選び方

トイレで気になりやすいのが、においや汚れです。

壁紙については、こまめに拭き掃除をするとともに、機能性壁紙を使用する方法があります。機能性壁紙には、汚れ防止機能や消臭・抗菌機能、防カビ・吸湿機能などがあり、清潔な空間を維持しやすくなるほか、掃除もしやすくなります。

トイレの床材は、水や汚れに強いことが重要です。消臭や防カビ加工がされたものや、凹凸がなくフラットなものを選ぶと、お手入れがしやすくなりトイレを清潔に保てます。

 

快適な住まいづくりはマルマインハウスにお任せください

注文住宅を建てるには、土地探しをはじめ、住まい全体の間取りやデザイン、設備、資金計画などについてすべて考える必要があります。今回ご紹介したように、トイレ一つとっても考えるべきことはたくさんあります。

「住まいの理想のイメージはあるけれど、何を重視すればよいか分からない」「何から始めてよいか分からない」など、住宅に関するお悩みやご相談は、マルマインハウスにお任せください。

当社は創業以来、地元・奈良での街づくりや住宅建設に携わってまいりました。トイレをはじめとする水回りの設備については、使い勝手や機能性はもちろんのこと、空間も含めてコーディネートすることによって毎日の生活のなかで愛着が湧くようなデザイン性となるようこだわっております。まずは、ご家族の住まいへの想いをお聞かせください。

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2023.10.26

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