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その他南海トラフ地震が起こる確率は?家に求められる耐震性

今後30年以内に発生するとされている南海トラフ地震。予測される被害規模は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の10倍にものぼるとされています。

また今年2022年に入ってから、東京・埼玉、大分・宮崎で最大震度5強を記録する地震が起きています。さらに、京都を震源とする地震が多発していることからも、国内全体で大規模地震への緊張感が高まっています。

南海トラフ地震が発生する確率や、予測される地震と被害の規模とともに、私たちができること、未来に備える家の耐震性についてお話したいと思います。

 

【30年以内で70~80%】南海トラフ地震が起こる確率

大地震が来ることをただ恐怖に感じるのではなく、どの程度の地震が発生するとされているのかを正しく知り、それを踏まえて対策することが大切です。まずは、南海トラフ地震がどのようなものだとされているのか、見ていきましょう。

 

南海トラフ地震とは

政府の地震本部によると、南海トラフ地震が起こる確率は、30年以内に、70%~80%だということです。南海トラフ地震は発生するものと想定して、今できること、近い未来のためにできることを考える必要がありそうです。

そもそも「南海トラフ」とは、駿河湾から日向灘沖にかけての海底の溝状の地形を指します。この周辺の陸側のプレートが引きずり込みに耐えられなくなり、跳ね上がることで発生する地震が「南海トラフ地震」と呼ばれています。
南海トラフでは、100〜150年間隔で過去に何度も地震が発生しており、津波を伴い規模も大きいため、特に懸念されています。

 

【東日本大震災との比較】南海トラフ地震の被害規模は?

南海トラフ地震が発生することによる被害は、2011年に発生した東日本大震災の10倍以上とも言われています。

経済損失は東日本大震災の20兆円に対して、南海トラフ地震では220兆円以上と予測されています。死者に関しては約32万人と、東日本大震災の約2万人(行方不明者含む)と比較すると16倍にも上る数値です。

地震の規模自体は、東日本大震災ではマグニチュード9だったのに対して、南海トラフ地震で予測されている地震の規模はマグニチュード9.1と、そう変わりません。ただし南海トラフ地震の場合は、主な被災地域が東海・近畿・中国四国・九州地方と広範囲になるため、被害が大きくなるということです。

 

いつ起きてもおかしくない南海トラフ地震、私たちにできることは?

概ね100年〜150年周期で繰り返し発生している南海トラフ地震。前回発生したのが、1946年の「昭和南海地震」なので、そこからすでに70年以上が経過しています。
南海トラフ地震は、「もしかしたら発生するかもしれない」ではなく、実際の時期や規模はさておき、「発生するもの」として備えておいたほうが良さそうです。近い将来のために、いま私たちができることについて考えてみましょう。

 

いざというときの備えを

内閣府、気象庁発行のリーフレット『南海トラフ地震-その時の備え-(PDF)』では、地震の発生に向けて準備しておくこととして、以下のような項目を挙げています。

地震の発生に備えよう

●家具の固定

●非常用持ち出し袋の準備

●水や食料の備蓄

●避難場所や避難経路の確認

●感震ブレーカーの設置

●建物の耐震化

出典:内閣府・気象庁
南海トラフ地震-その時の備え-(PDF)

地震に対する知識や備えについて、一人ひとりが意識することで大事な命が守られます。非常用持ち出し袋の準備、水や食料の備蓄、避難場所や避難経路の確認などは、家族みんなで行うことで情報共有し、共通意識を持つことが大切です。

 

改めて考えたい、家の耐震性について

地震の発生に備えるために必要な項目の一つに、「建物の耐震化」があります。これから家を建てる方は、地震に強く耐震性・耐久性に優れた住宅選びをしましょう。

 

耐震性に優れた家づくりのためにチェックしたいポイントは、次の3つです。

●耐震等級

●地盤調査と基礎工事

●建物の素材と工法

日本の住宅では、建物の耐震の指標として、1~3の耐震等級を設けています。数字が大きくなるほど、耐震性が高くなります。また地震の揺れにも耐えうる家づくりには、綿密な地盤調査とともに、その土地に合わせた基礎作りが必要です。そのうえで、丈夫な家づくりのための素材、工法が欠かせません。

 

マルマインハウスの注文住宅は「耐震等級3」

マルマインハウスの注文住宅は、最高等級の「耐震等級3」です。さらに、高層ビルの制震装置に用いられる粘弾性体を用いた制震工法により、耐震等級3の性能を長持ちさせます。

また建築する際には、敷地の地盤を緻密に調査し、必要に応じて地盤改良を実施します。基礎工事では、支持耐力が強く防湿性能にも優れた「ベタ基礎(土台はパッキン施工)」を用いることで、耐震性の高い住まいを実現。建物の素材や工法にもこだわり、災害に備える耐震性を確保しています。

また、太陽光発電システムやエネファームを導入することで、省エネ・創エネの住まいづくりをサポートしています。エネルギーを創るシステムの活用により、いざというときの暮らしを守る、防災性の高い家を目指します。

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家族の安心安全と未来を守る家づくり、マルマインハウスにお任せください

確率的には「30年以内で70~80%」と、いつ起きてもおかしくない南海トラフ地震。数十年以内に発生するものだと捉え、災害に対する意識づけや備えをしておくべきでしょう。

私たちの大事な命を守るための準備として欠かせないことの一つに、住まいの耐震性が挙げられます。家は建てて終わりではなく、家族が安心して、安全に永く暮らせることが大切です。

南海トラフ地震に限らず、地震大国とされる日本に住む以上、耐震性や耐久性に優れた住宅について考えることは必須といえます。

マルマインハウスでは、ご家族さまの安心・安全を第一に、地震にも耐えうる高性能な家づくりに携わってまいりました。住まいの理想のイメージや、ご予算も踏まえながら、いざというときに備える住まいづくりを、お客さまと一体となって考えていきたいと思います。

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2022.06.16

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