ブログ
お金に関して賃貸と購入どっちか迷う…。家の”買い時”を判断する3つのポイントとは?
家の契約更新がもうすぐ。「この先も賃貸に住み続けるか」「家を買った方いいのか」迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「将来的に家を買いたい!」と思っていても、大きな買い物だけに慎重になりすぎて、気が付けばタイミングを逃していた…というケースも少なくありません。
さらに、結婚や出産などのライフステージの変化、年齢やローンのことを考えると、「いつ買うのがベスト?」とタイミングが分からなくなってしまう人も多いでしょう。
そこで今回は、この先も賃貸か、住宅を買うのがいいのか迷っているご家族さまに向けて、住宅の“買い時”を判断する3つのポイントをご紹介します。自分たちのライフプランや年齢、予算なども踏まえて、一度ご家族で話し合ってみましょう。
ポイント1.将来のライフプランから買い時を考える
結婚や出産、子どもの入園・入学など、ライフステージの変化が大きい20代半ばから30代。 国が発表した『参考:人口動態統計月報年計(概数)厚生労働省』によると、2019年の平均初婚年齢は「夫が31.2歳」「妻が29.6歳」となっており、30歳前後はライフスタイルの変化が多い年代といえます。
結婚をしてライフスタイルや働き方が変わったり、仕事や職場環境の安定などをきっかけに、将来を見据えて住宅購入を検討する人も多いでしょう。これから結婚をして家族が増える、働き方など日々のライフスタイルが変わるという方は、マイホームを検討する時期かもしれません。
「まだ早い」と思っている30代前後の方も、今後住宅を購入する選択肢があるのなら、夫婦で将来のライフプランや家計について話し合ってみましょう。気になる街や物件を探し始めておくと、住宅購入へのイメージが固まり、スムーズに家づくりをスタートできます。
ポイント2.年齢・返済期間で買い時を考える
「まだ若いから大丈夫」「いつかマイホームを買おう!」と思っている方は要注意。いざ住宅を買おう!と思い立ったときには、住宅ローンの返済期間でつまずいてしまうケースがあります。
『参考:令和元年度 住宅市場動向調査 報告書 ~調査結果の概要~(国土交通省)』によると、初めての住宅購入で新築の注文住宅を購入した世帯主の約5割が「30歳代」と、もっとも多くなっています。
平均年齢は「39.1歳」となっています。もちろん30代後半など年齢が上がっても35年でローンを組むことはできますが、もし年金の受給が始まる「65歳」までに住宅ローンを返済しようとすると、購入する年齢が高くなるほど、返済期間が短くなってしまいます。その分、月々の返済額が大きくなったり、購入予算が少なくなるので気を付けなければなりません。
年齢の違いによる返済額・購入予算をシミュレーション
返済をスタートする年齢の違いによって、毎月の返済額や購入予算が大きく変わります。
65歳までに返済をする場合を例に、比較したものをまとめました。
■毎月の返済額の比較
借入額 | 借入時の年齢 | 返済期間 | 毎月返済額 |
---|---|---|---|
3,000万円 | 30歳 | 35年 | 87,510円 |
40歳 | 25年 | 115,798円 |
※金利1.2%(固定金利)・元利均等返済・ボーナス返済なし
■購入予算(借入可能額)の比較
毎月返済額 | 借入時の年齢 | 返済期間 | 借入可能額 |
---|---|---|---|
9万円 | 30歳 | 35年 | 3,080万円 |
40歳 | 25年 | 2,330万円 |
※金利1.2%(固定金利)・元利均等返済・ボーナス返済なし
早く購入すれば返済期間を長くでき、その分毎月の返済額を抑えることができます。余裕を持って返済できるため、浮いたお金を子どもの教育費や定年後の蓄えにすることも可能です。
また、30歳で借りる方が、40歳で借りるよりも購入予算(借入可能額)が750万円も増えていることが分かります。予算が増えれば、選べる物件のエリアや住宅の性能など選択の幅も広がるので、より満足できる家づくりができるでしょう。
なかでも40代~50代は、子どもの教育費や親の介護費が気になり始める時期。将来の支出を見越し、早いうちから住宅ローン返済のプランを立てることで、家計が安定します。
ポイント3.金利から買い時を考える
住宅ローンの返済額を抑えるための方法として、「低金利のうちに住宅ローンを組む」ことが挙げられます。金利は、銀行や固定・変動などのタイプによってもさまざまですが、金利の安い方が毎月の返済額を抑えられる利点があります。
住宅ローンを組む際は、住宅の価格だけでなく、金利の違いによってどれくらい毎月の返済額が変わるのかしっかり理解しておきましょう。
では、同じ3,000万円を借り入れる場合、金利1%と2%ではどれくらい返済額が変わるのでしょうか?
■金利の違いによる返済額の比較
借入額 | 金利(固定) | 毎月返済額 | 総返済額 |
---|---|---|---|
3,000万円 | 1% | 84,685円 | 3556万7700円 |
2% | 99,378円 | 4178万8760円 |
※35年返済・元利均等返済・ボーナス返済なし
このように、金利が1%アップすることで、毎月約1万5000円、総返済額で約620万円の差が生まれています。金利の低い時期に購入することで、毎月の返済額が抑えられ、その分のお金を教育費や貯金に充てられるでしょう。また、総返済額が少なくなりますので、自由にできるお金が増えます。
早く動くのが吉?将来を見越して買い時を考えよう!
住宅は人生にかかわる大きな買い物なので、「なかなか踏み切れない…」という方も多いはず。
しかし、いざ購入するといった時に、返済プランが予算に合わなかったり、住宅に十分なお金をかけられなかったりと後悔することも。年齢や返済期間のことを考えても、早めに返済をスタートするのが安心かもしれません。
また、居住地を自由に変えやすいなどの理由で現在賃貸を選択してお住まいの方は、高齢になると借りにくい場合があるということや、定年後も同じ家賃をきちんと払い続けられるか、将来の収支を考慮することも大切です。
「収入があるうちに持ち家を購入しておきたい」
「子どもや孫に資産となる家を残したい」
と将来的に住宅の購入を考えている方は、なるべく早く本格的に動き始めてみるのが吉といえます。
安心して購入できるマネープランをご提案します
マルマインハウスでは、生涯にわたって安心してお住まいいただくために、ご家族さま一人ひとりのライフプランや年齢、家族構成に応じて資金シミュレーションを実施しています。
「まだマイホームは早いかな」「予算が不安」という方も、収入や年齢などを考慮した資金計画によって、安心して購入できる無理のない返済プランをご提案いたしますのでご安心ください。
「いくら借りられる?」「いまの年齢でも大丈夫?」などの疑問をお持ちの方は、まずは当社までお気軽にご相談くださいませ。家づくりにかかるお金や税金などの諸費用も、分かりやすくご説明させていただきます。
2020.10.08
- Tag