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お金に関して注文住宅で住み心地を下げずにコストダウンできるポイント・コツ
注文住宅の魅力といえば、なんといっても家族のこだわりを実現できるところ。マルマインハウスでも、お客さまの”mine”を実現することを大切に考えています。
しかし、こだわりをすべて叶えようとすると、予算オーバーしてしまうこともあります。大事なのは、住み心地を考慮しながら予算を調整することです。
具体的にどのようにすれば良いのか、注文住宅ではどういった部分でコストダウンが可能なのかなど、そのポイントやコツについて紹介します。
コストダウンできる部分は?
注文住宅を建てるなら、家族のこだわりを詰め込んだ家にしたいですよね。しかし、現実的な問題として予算には限りがあるため、予算内に調整する必要があります。
そこで考えなければならないポイントが、コストダウンについて。注文住宅においてどの部分で予算を調整できるかというと、ポイントとなるのが3つ、家の形・間取り・設備と資材です。
たとえば、次のような見直しができます。
・家の形と大きさを再検討する
・間仕切り壁を減らして、できるだけオープンな間取りにする
・収納スペースが省略できる部分を探す
・水回りをまとめることで、資材と作業を減らす
など
【13個の提案】住み心地を下げずに予算調整する方法
注文住宅を建てる際にコストダウンできるポイントについて、ここでさらに詳しく解説します。先述した3つのポイントごとに、13の方法をまとめました。
家の形と規模
①総2階建てにする
家の構造を、1階と2階がほぼ同じ造りにすれば、屋根や構造部にかかる資材や工事を減らすことができます。
②屋根をシンプルな形状にする
屋根の種類によっては、施工の手間がかかり、費用が高くなります。家の形やデザインに合わせてシンプルな屋根が選択できる場合は、そちらを選ぶと予算が調整できます。
③バルコニーを大きくし過ぎない
大きなバルコニーには、それだけ補強や防水などの工事が必要になるため、バルコニーが必要か?またどのくらいの広さがあれば用途を満たすか検討しましょう。
④窓の数・サイズを検討する
窓の数を減らしたり、サイズを小さくしたりするとコストダウンが可能です。窓の設計次第で電気代削減につながったり、必要なカーテンの数が削減できます。
⑤床面積を小さくする
家族が生活するうえで、本当に必要な広さはどの程度か検討しましょう。床面積が小さいほうが、家事動線が短くなり家事が楽になるといったメリットもあります。
間取り
⑥仕切りを減らして、オープンな間取りにする
仕切りの壁を減らせば資材や施工の手間が抑えられます。間仕切りをできるだけなくしオープンにすることで、開放感があるイメージに仕上がります。
⑦吹き抜けリビングで、階段の仕切りをなくす
階段を廊下ではなくリビング内に設けて、吹き抜けと一体にする方法もコストダウンに効果的です。リビングと他の部屋がつながると、家族の気配が感じられる住まいとなります。
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⑧スペースを有効活用する
用途ごとに1部屋ずつ設ける方法ではなく、空きスペースを部屋のように活用することを考えてみましょう。たとえば、リビングの一角や階段の途中にデッドスペースがあれば、そこに書斎を設けることも可能です。
設備・資材
⑨造作家具を取り入れる
造作家具は、部屋に合わせた家具を造りつけるため、費用が高くなることもありますが、場所や造りによってはコストダウンできる場合があります。たとえば、キッチンの吊り戸棚をなくしてオープンな棚を造作したり、デッドスペースにデスクを造作して、1部屋分増やしたり、といった方法です。
⑩収納を1か所にまとめる
部屋ごとに収納スペースを設けずに大きめのファミリークローゼットをつくり、まとめて収納する方法もおすすめです。
⑪隠す収納・見せる収納を使い分ける
収納棚すべてに扉を付ける必要はないと考えましょう。出し入れの回数が多い場所や、インテリア的に見せてもOKな場所では、見せる収納も取り入れたほうが、かえって利便性が向上することもあります。
⑫仕上げ材を見直す
外壁材や床材をコストダウンするのが難しい場合は、内装のビニールクロスなど仕上げ材を変更するのが有効です。量産タイプにするだけでも、少し費用を抑えられます。
⑬後付けできる設備は、後々検討する
その設備が必要かどうか悩む場合は、後付けという選択肢をとるのも一つの方法です。後付けすると費用がより高額になることもありますが、いざ生活してみると不要だったという設備も少なくありません。「本当に必要だと感じたときに設置してもいい」という考えも取り入れましょう。
予算調整はどのタイミングで行う?
まず、注文住宅のプランニングから着工までの流れは以下のとおりです。
1.モデルハウスなどの見学&ヒアリング
2.ファーストプランの提案・見積もりの提示
3.プラン・見積もりの確定
4.契約・着工
予算調整が可能なタイミングは、見積もりの提示〜契約に至るまでの期間です。それ以降は難しくなるため、契約締結までに要望を伝えるようにしましょう。
コストダウンするときの注意点
家族が住む家は「建てて終わり」ではありません。家族のライフプランは、その後もずっと続いていくものです。
そのため、住み心地と予算のバランスは大切です。必要以上に予算を充てずに、抑えられる部分を見極めることは賢い選択と言えます。
ここからは、コストダウンするときの注意点について解説します。
コストダウンすべきでない部分
ここまではコストダウンできるポイントについて紹介してきましたが、以下のような部分ではコストダウンを考え過ぎないほうが良いことも知っておきましょう。
・耐震性・断熱など、性能に関する部分
・防犯・セキュリティ面
・外構工事(防犯対策が不十分になることがある)
・外壁(雨風の影響を受けるため、耐久性が高い資材を選択すべき)
・水回り設備(安価なものを選ぶと、節水・節電効果が低くなるケースがある)
このように、家族の安全を守る部分や、予算削減することがかえって費用がかさむ部分については、むやみに予算調整を行わないことをおすすめします。
ランニングコストについて
先に少し触れていますが、予算削減することがかえって費用がかさむ可能性がある部分があることも理解しておきましょう。
1つ目は、住宅のメンテナンスや修理にかかる費用についてです。どんな資材を用いてどういった建て方をしたとしても、経年劣化は避けられません。しかし、無理なコストダウンによって劣化を招いてしまうと、結果的に多くの費用が発生することになります。
2つ目は、設備についてです。特に近年、環境に配慮する住宅が求められていることからも、節水や節電、断熱効果の高い設備が多くなっています。イニシャルコスト(初期費用)は比較的高くなりがちですが、長い目で見ると経済効果が高くなります。
いずれの場合も、住宅維持にかかるランニングコストを考慮してコストダウンを図ることが大切です。
住み心地と予算のバランスが整った注文住宅
住宅のイメージや間取り、設備や資材を自由に選択できる注文住宅は、家族の理想を形にできます。せっかく建てるならみんなのこだわりをすべて叶えたいところですが、現実的には予算との兼ね合いもあります。
どうすれば住み心地を保ちながらコストダウンできるのか、バランスの良い住宅が建てられるのか考えることが大切です。
マルマインハウスでは、ご家族皆さまが納得いただける形で、住宅設計と予算調整をご相談させていただきます。
土地の購入から設計、さらに住宅ローンや保険料などの費用も含めて、総合的な資金計画をご提案させてください。長期的な目線で、生涯コストにも考慮いたします。
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2022.04.16