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インテリア&収納術注文住宅で使いやすいウォークインクローゼットを設計するポイント
家族のこだわりを詰め込んだ住まいを実現できることが、注文住宅の魅力です。
ウォークインクローゼットもまた、実現したいこだわりとして挙げる方が多い設備の一つです。しかし、いざ自由に設計するとなると、多くの方がウォークインクローゼットのサイズ感やレイアウトに悩んでしまいます。
そこで今回は、注文住宅でウォークインクローゼットを設計する際のポイントをご紹介いたします。マルマインハウスの施工事例とともに、理想のウォークインクローゼットについて考えてみましょう。
ウォークインクローゼットとは
その名称どおり、”人が中に入って歩けるクローゼット”のことです。間取り図では、”WIC”と表記され、クローゼット内には、ハンガーや棚が備え付けられています。
一般的なクローゼットと比較してスペースに余裕を持たせているので、中で着替えたり、荷物の出し入れがしやすかったりする点が特徴です。お子さまがいるご家庭や二世帯住宅のご家庭など、人数が多いご家庭でも重宝します。
また、ウォークインクローゼットを作る場所によって、衣類だけでなくさまざまな収納に役立ちます。たとえば、リビングに設置すれば掃除機や日用品のストックなどの収納に、寝室に設置すれば布団の収納に役立つことでしょう。
ほかにも、2Fホールや玄関など、設ける場所によって適材適所に収納できます。
ウォークインクローゼットの広さは、間取りや家族構成などによって異なりますが、だいたい2畳から3畳ほど確保する設計が一般的です。中にはもう少し広く、4畳以上とられることもあります。
どれくらいのサイズ感があれば使いやすいのかについては、家族構成や間取り、収納するモノの種類と数をもとに考えるとよいでしょう。
我が家のウォークインクローゼット、ベストなサイズは?
ウォークインクローゼットのサイズの目安は、2畳から4畳程度です。住宅の広さや間取りによって十分なスペースを確保できないケースもありますが、家族構成や服の数から考えるベストなサイズは、以下のようになります。
広さ | 家族構成 | 服の数 |
---|---|---|
2畳 | 夫婦2人 | 約150~200着 |
3畳 | 夫婦と子供2人 | 約250~300着 |
4畳~ | 家族5人~ | 約400着~ |
ウォークインクローゼットには、洋服以外にも、家電や雑貨、日用品のストックなどさまざまなモノを収納します。またご家庭によって所有する衣類やモノの量も異なりますので、あくまでも目安として参考にしてください。
それぞれのサイズ感について言うと、2畳のウォークインクローゼットでも、壁面全体を収納として使うなど工夫すれば、十分な収納スペースを確保できます。ただし、クローゼット内で着替えるスペースも設けたい場合は、3畳以上の広さがあれば便利です。
4畳以上のウォークインクローゼットは、ファミリー向けとしてもかなり余裕のある広さです。基本的に収納する場所は壁面となるので、ウォークインクローゼットの用途によってはスペースを活かしきれないこともあります。
また、単純な広さだけではなく、収納するモノに合わせた幅や奥行きも必要です。たとえば、人が歩くために必要な幅は650㎜以上、服の収納スペースの奥行きは650m以上、布団も収納したい場合は奥行き750㎜以上が理想となりますので、それぞれの配置を考えて、ウォークインクローゼットの大きさを決める必要があります。
ウォークインクローゼットの広さについては、どう使いたいかといった視点で考えることも大切です。
・洋服をたくさん収納したい
・クローゼット内で着替えもしたい
・一つの部屋として、衣類のディスプレイも楽しみたい
・間取りに応じたモノを収納したい
このように、ウォークインクローゼットのサイズを決めるときは、家族構成や収納する服の数、用途をふまえて考えましょう。
本当に使いやすいウォークインクローゼットのレイアウトは?
ウォークインクローゼットのサイズとともに重要なのが、クローゼット内のレイアウトです。どのように収納スペースを設けるかによって、収納できる量や見た目、使いやすさが変わります。
①壁面全体にハンガーポールを設置する「ハンガータイプ」
服をメインで収納したいなら、ハンガーを掛けられる収納スペースを設置したウォークインクローゼットがおすすめです。服の数が多い場合、壁面全体を活用してハンガーポールを設置すると便利に使うことができます。
吊り下げ式で収納すると、服がシワになりにくいため、スーツやシャツをたくさん持っている方にも適しています。乾いた洗濯物をハンガーにかけたまま収納できるので、服をたたむ手間が省けることにメリットを感じる方も多いようです。
➁ハンガーと収納棚を活用する「ハンガー+棚タイプ」
服だけでなく、帽子やバッグなども収納したい場合には、ラックや棚のスペースを広くとったウォークインクローゼットがおすすめです。
収納したい物や量によって、棚の幅や数を決めましょう。棚幅などを調整できるタイプにしておくと、ライフスタイルの変化にも対応できます。
③小物類もきれいにディスプレイする「見せる収納タイプ」
ウォークインクローゼットの中でもおしゃれに、きれいにディスプレイしたい方には、見せることを意識したレイアウトがおすすめです。
壁面の棚や、ハンガーポール上の棚を活用して、お気に入りの小物を飾ることができます。ウォークインクローゼットを広く確保できる場合は、通路もディスプレイスペースとして利用することが可能です。
スペースを活かした収納方法について知りたい方は、こちらも参考にしてみてください。
ご家族さまにとって使いやすいウォークインクローゼットをご提案いたします
使いやすいウォークインクローゼットは、家族構成や収納したい服の数、クローゼットの使い方に合わせて考えるのがポイントです。
確保できる広さや、スペースを存分に活用するためのレイアウトなど、専門的な観点でのご提案は、私たちにお任せください。
まずは、「ウォークインクローゼットをどう使いたいのか」「何を収納したいのか」など、ご家族さまのご要望をお聞かせください。ヒアリングした内容をもとに、”ご家族さまにとって”ベストなウォークインクローゼットについて、一緒に考えさせていただきます。
2022.05.26