悩む土地選び、何が正解?検討したい5つの条件から優先順位を考える
「自分たちの暮らしに合う土地を見つけたい。」マイホームの購入を考えるとき、誰もがそう考えるはずです。土地選びは、今後の暮らしやライフスタイルにかかわる重要なポイントだからこそ、慎重な判断が欠かせません。
とはいえ、「待てど暮らせど、好条件の土地が見つからない」と悩む方も多いのではないでしょうか?人気のエリアや好条件の土地は、すぐに買い手が見つかってしまったり、予算をオーバーしたりと、手に入れるのが難しいこともあります。
予算とのバランスを見つつ、希望する土地を手に入れるには、「待つ」のではなく、自分たちの優先順位を決めて積極的に探していくことが重要です。
そこで今回は、土地選びで検討したい5つの条件を上げて、優先順位をつけるポイントをご紹介します。将来の生活をイメージしながら、何を優先したいか、譲れないポイントなどを考えてみましょう。
あなたは何を重視する?優先順位をつける5つの条件とは
マイホームを建てる土地を選ぶとき、あなたは何を重視しますか?
「通勤・通学に便利な場所がいい」「自然が多い環境で子育てしたい」など、ご家族によってさまざまな希望があります。
すべての条件をクリアするのは簡単ではありませんが、何を大切にしたいか優先順位をつけることで、予算を見ながら土地選びをスムーズに進めやすくなります。
選ぶ土地の条件には、大きく分けて以下の5つがあります。
・交通アクセスの利便性
・周辺施設の充実度
・自然環境
・教育施設や学区
・住環境と安全性
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.交通アクセスの利便性
住みたい土地を選ぶとき、考慮したいのが交通アクセスの利便性です。働き盛りの夫婦や子育て世代が家を建てるなら、通勤しやすい土地を優先したいご家族も多いはず。
チェックしておきたいポイントは、以下のとおり。
・土地から駅までの所要時間
・会社までの通勤時間
・主要駅へのアクセスの便利さ
・駅付近の駐輪場の有無
・1時間あたりの電車の本数
・通勤ラッシュの時間帯
・実家までのアクセス
毎日の通勤時間は、生活やプライベートな時間にも影響を与える要素のひとつです。長くても1時間~1時間半以内に通える場所が便利といえるでしょう。駅から徒歩圏内で通える場所、主要駅まで一本でアクセスできる場所などを探すのがポイント。通勤ラッシュ時に電車に乗る場合は、電車の本数や混雑する時間帯も調べておきましょう。
一方、現在は働き方改革やコロナの影響によって、在宅勤務やリモートワークという新しいワークスタイルが取り入れられています。毎日の通勤が不要なお仕事なら、交通アクセスが多少不便でも、毎日の生活に影響することは少ないかもしれません。夫婦の働き方や将来のライフプラン、実家との距離なども考慮して優先順位を決めましょう。
2.周辺施設の充実度
生活をするためには、食料や日用品などの買い物が不可欠です。「仕事帰りに買い物したい」「休日にまとめて買い物する」といったさまざまな生活サイクルがあるため、家族の暮らし方に合わせて優先順位を決めましょう。
チェックしておきたいポイントは、以下のとおり。
・自宅や駅近くにスーパーやコンビニがあるか
・医療施設、薬局に通いやすいか
・大型ショッピングモールがあるか
・活用しやすい飲食店があるか
・スーパーやコンビ二の営業時間
自宅や駅の近くにスーパーやコンビニがあると、仕事終わりや自宅から気軽に買い物に行けるため、とても便利です。利用するコンビニやスーパー、ショッピングモールなどの営業時間も確認しておきましょう。
また、風邪を引いたり、子どもが熱を出したりしたときに、すぐに駆け付けられる病院や薬局があると安心です。通院が必要な方は、無理なく通いやすいかどうかも判断ポイントとなります。
3.自然環境
周囲に緑があるか、子供たちが遊べる公園や緑地があるかなど、生活の質に大きくかかわるのが自然環境です。自然に囲まれて穏やかに暮らしたい方や、自然たっぷりの環境で子育てをしたいという方は、自然環境も重視したいポイントといえるでしょう。
チェックしておきたいポイントは、以下のとおり。
・家の近くに子供が遊べる公園があるか
・家から緑を望むことができるか
・日当たりや風通しがよいか
・街並みが落ち着いているか
・近くに騒音を発する施設がないか
自然に囲まれた暮らしは、都心部や市街地にはないまた違った魅力があります。ただし、自然環境に恵まれた土地を選ぶときには、いくつか気を付けるべきポイントもあります。
まずは、土地の地質や傾斜に問題がないか、氾濫や土砂崩れの可能性がないかなどの確認が必要です。また、近くに駅がない、自転車だと大変な坂があるなど、交通の便が悪いと生活が不便になります。通勤・通学をはじめ、家族の生活スタイルなどを踏まえて優先するべき条件を決めるようにしましょう。
4.教育施設や学区
これから学校に通い始める子供がいる、これから子供を考えているというご家族は、周囲に学校や図書館などの教育施設があるかどうかも重要なポイントです。公立の学校に通わせる場合は、校区内で通える小中高校についても調べておきましょう。
チェックしておきたいポイントは、以下のとおり。
・校区内の小中高校
・通学の利便性(自転車、電車、徒歩など)
・保育所や幼稚園が充実しているか
・子育て支援制度・施設があるか
・通いやすい塾や習い事教室があるか
・教育施設(図書館、体育館、博物館など)が充実しているか
私立に通わせる場合は、通学の利便性を重視する必要があります。塾や習い事教室に通わせる予定がある方は、希望の施設が近所にあるか、親の送り迎えが必要かどうかもチェックしておきましょう。
共働き夫婦は、小さな子供を預けられる保育園や幼稚園が充実しているかどうかも条件に入れておきたいところ。同学年の子供たちがたくさん住んでいたり、選べる学校が多いエリアは、子育て家族に人気といえます。
5.住環境と安全性
大切な家族が暮らす家を建てるなら、その土地の安全性にも配慮するべきといえます。土地そのものの安定性をはじめ、地震や台風などの自然災害が起きたときの危険性、暮らしのなかの安全性を踏まえたうえで土地選びが必要です。
チェックしておきたいポイントは、以下のとおり。
・地盤が安定していて、地耐力が強いか
・土砂崩れや氾濫の危険性はないか
・事故の多い交差点や道路はないか
・前面道路の交通量はどうか
・街灯が整備されているか
・歩道やガードレール、信号などが整備されているか
・交番や消防署が近くにあるか
・近隣にパチンコ店や風俗店などがないか
安全性の高い土地を選ぶ際は、自然災害における被害を予測し、その範囲を示したハザードマップなどを確認するとよいでしょう。近くに防災関連施設があるかどうかもチェックが必要です。
また、交通面の安全性や治安についても気を付けたいポイントのひとつ。事故や事件が頻繁に起きていないか、事前に情報マップなどを確認しておくと安心です。交通整備や防犯パトロールが強化されているエリアかどうか、実際に周囲を歩いてみることをおすすめします。
さらに現地の確認は朝、昼、夜と時間帯を変えることも必要です。通勤、通学時間帯などの交通量や夜間の騒音など、一度行くだけでは分からないこともたくさんあります。
“これだけは避けたい”条件もピックアップしてみよう
家族にとって住みやすい土地を選ぶとき、優先順位をなかなか決められないという人も多いでしょう。「交通面の利便性や周辺環境も大切だけど、自然の多いエリアを選びたい」といったように、理想の条件が次から次へと出てくるはずです。
「妥協点が分からない」「何が最適か分からなくなった」という方は、優先したい条件ではなく、“これだけは嫌だ”というNG条件から考えてみてはいかがでしょうか。
たとえば、共働き夫婦であれば、「近くにスーパーやコンビニがないと不便」「通勤時間がかかるのは大変」というNG条件が挙げられることがあります。そんなときは、自然環境よりも、交通面の利便性や、周辺環境の充実度を優先して選ぶとよいでしょう。
なかには、「車通勤ができるため、駅までの所要時間はさほど重要ではない」「車移動が中心のため周辺施設はあまり必要ない」という方は、交通面の利便性よりも、自然環境の有無や住環境の良し悪しを重視されるケースもあります。
すべてをクリアした土地を見つけるのは大変なため、家族とよく話し合って、どこまで折り合いを付けられるか考えておきましょう。
条件や予算に合った土地探しをサポート
マイホームを建てるとき、建物そのものの良し悪しも大切ですが、生活環境や利便性、安全性は、安心して暮らすために欠かせないポイントです。
マルマインハウスでは、ご家族のライフスタイルや家族構成をもとに、土地探しからサポート致します。「希望のエリアがまだ決まっていない」「自分たちだけでは土地を選ぶ時に気を付けた方が良いことが分からない」という方でも、一緒に話し合い、検討しながら最適な土地選びをアドバイスさせていただきます。
「土地探しに困っている」「予算内で土地と建物を購入できるの?」などの疑問や悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にマルマインハウスまでお問い合わせください。家計の状況やご予算を踏まえたうえで、理想の家づくりをご提案します。