ブログ

お金に関して注文住宅購入に必要な資金計画の立て方とコツ

注文住宅を建てるにあたって欠かせないのが資金計画です。理想の住まいの広さや間取り、デザインなどを考えるために、「どれくらいを住宅建築の予算に充てられるか」を考えておく必要があります。

また、注文住宅には、土地・建物に関する費用以外にもさまざまな費用がかかります。資金計画を立てる際は、これらのトータルコストを踏まえて予算のあて方を調整していくことが大切です。

今回は、住宅購入の資金計画を立てる流れやコツなどついてご紹介します。

注文住宅を建てるまでのお金の流れについては、こちらでも紹介しています。

関連ブログ
注文住宅を建てるまでのお金の流れ 住宅ローンの融資を受けられる費用は?

 

資金計画を立てるときの5ステップ

注文住宅の資金計画について考えるときは、次の5ステップで進めていきます。

 

ステップ①注文住宅を建てるための費用を把握する

どのような土地・住宅を選ぶのかによっても費用は大きく異なりますが、まずは注文住宅を建てる際にどのような費用が必要になるのかを理解しておく必要があります。注文住宅を建てるには、土地購入費や住宅建築費のほかにもさまざまな費用が発生します。

▼土地に関する費用
 ● 土地購入費
 ● 手付金
 ● 仲介手数料
 ● 印紙代
 ● 登記費用(登録免許税や印紙税、司法書士に支払う費用など)

▼住宅の建築に関する費用
 ● 地盤調査費用
 ● 設計費用、デザイン費用
 ● 工事費用
 ● 建築確認申請費
 ● 地鎮祭、上棟式などの諸費用
 ● 印紙代
 ● 建物の登記費用(登録免許税や印紙税、司法書士に支払う費用など)

注文住宅を建てるときの費用については、以下で詳しく解説しています。

関連ブログ
注文住宅を建てるために準備する資金や年収はどれくらい?土地と建物だけじゃない?家を建てる「前と後」に支払う費用とは

 

ステップ②頭金として使える資金を考える

自己資金として、頭金をどれくらい準備できるのか考えることも必要です。一般的には、住宅購入にかかる全資金の20%程度準備できると安心だとされています。

頭金ゼロで組める住宅ローンもありますが、金利が高くなってしまうこともあります。また頭金を入れることで住宅ローンの借入額が減り、月々の返済負担額を抑えられたり、返済期間を短縮できたりするメリットがあります。

ただし、「頭金を準備する期間をなくして早めに住宅ローンの返済を始めたほうがよい」「急な出費に備えて手元に現金を残しておいたほうがよい」という考え方もあるため、家族のライフプランに合わせて検討することが大切です。

頭金の考え方については、こちらの記事も参考にしてみてください。

関連ブログ
家を買うのに頭金は必要? 頭金ゼロで住宅ローンを組むメリットとは

 

ステップ③住宅ローンの借入額を検討する

注文住宅にかかる費用と頭金について考えたら、それを踏まえて住宅ローンの借入額を検討します。

住宅ローンの借入可能額によって建てられる住宅の選択肢が変わりますが、「ローンの借入可能額=住宅の購入額」ではないことには注意が必要です。住宅購入にあたってはさまざまな費用が発生します。借入可能な金額の上限いっぱいで住宅ローンを組むと、暮らし始めてから返済が大きな負担となる可能性があります。

「いくら借りられるか」だけでなく、「いくらなら負担なく返済できるか」をしっかり検討することがポイントです。注文住宅を建てることをゴールとするのではなく、理想の住まいを手に入れたあとの家族のライフプランを考えて検討しましょう。

ローンの借入額や返済額のシミュレーションは、こちらをご活用ください。

関連情報
ローンシミュレーション

 

ステップ④注文住宅の設計・デザインを検討する

住宅ローンの借入額の目安を把握したあとは、予算に沿って建てられる理想の住宅について具体的に考えていきます。例えば、以下のような項目があります。

● 間取り(必要な部屋数や広さなど)
● 外構(駐車場スペースや植栽など)
● 性能(断熱や耐震など)
● 水回りの設備、グレード など

理想の住まいと予算との兼ね合いは難しいところですが、「お金をかけてもこだわりたいところ」「コストを抑えてもよいところ」など、ご家族とよく話し合って優先順位を決めておくとスムーズです。

住まいに求めるものは人それぞれですが、家族の暮らしを考えると、住宅性能や生活の利便性を高めてくれる設備についても重視したいポイントの一つです。

また、理想の住宅設計やデザインについて考えるときは、ハウスメーカーや工務店のホームページにある施工事例、カタログなどを見るのがおすすめですが、最近はインスタやピンタレストなどのSNSを活用している方もたくさんいらっしゃいます。

マルマインハウスの施工事例はこちらからご覧いただけます。ぜひ住宅づくりの参考にしてみてください。

関連情報
施工事例ギャラリーインスタ

 

ステップ⑤住宅ローンを選ぶ

住宅の予算やプランが決まったあとは、いよいよ住宅ローンの契約です。返済期間や金利のタイプ、契約者などを検討します。

多くの住宅ローンでは、返済期間は最長35年まで、かつ完済時の年齢が80歳までといった基準が設けられています。「返済期間が短いと月々の返済額が負担となる」「返済期間が長いと退職後も住宅ローンが残る」といったように一長一短がありますので、家族構成や家計の収入、将来のライフプランとともに検討することが必要です。

また、金利のタイプについてもそれぞれメリット・デメリットがあります。特徴を踏まえて、ご家族に適した金利タイプを検討する必要があります。

全期間固定金利型 借入期間中、ずっと金利が固定されるタイプ
変動金利型 市場金利に応じて、金利が変動するタイプ
当初固定金利型 借入から一定期間は金利が固定されているタイプ。期間終了後に再度固定金利型を選んだり、変動金利型に変更したりできる。

住宅ローンの選び方や金利について、詳しくはこちらで解説しています。

関連ブログ
注文住宅を建てるための住宅ローンの選び方 金利タイプ・借入先

 

資金計画を立てるときのコツや注意点

資金計画を立てるときのコツ・注意点は以下のとおりです。

● 費用の支払いタイミングを知っておく
● 見積書と資金計画書の違いを理解する
● 予想外の出費に備えるための資金を準備する
● 理想と現実のすり合わせをする

注文住宅に関する費用は、中間金など複数回にわたって支払いのタイミングがあります。あらかじめ「どのタイミングでいくら必要になるのか」を把握しておくと安心です。

また、見積書については工務店への支払い額(建物本体や建物に付随する費用)のみが記載されている場合が多く、税金をはじめ金融機関や司法書士へ支払う諸費用等については記載されていないこともあるため、別途、資金計画書を作成してもらうことがポイントです。見積書以外に資金計画書があれば、住宅購入にかかる資金の全体像を把握しやすくなります。

資金については、注文住宅を建てたあとの暮らしも含めてプランニングすることが大切です。月々の返済額はもちろん、子どもの進学や転職、病気になったときなどにも対応できるだけの資金を手元に残しておく必要があります。

予算内ですべて理想どおりの注文住宅を建てることが難しいケースもあるため、ご家族で住まいの理想と現実のすり合わせをしておくことが欠かせません。

 

マネープランや住宅ローン選びについてもトータルサポートいたします

注文住宅を建てるときにかかる費用は、土地代・住宅建築費だけではありません。その他の費用や支払いのタイミングを把握しておくと資金計画が立てやすくなります。

また、家を建てたあとの暮らしを見据えて、頭金や住宅ローンの借入額について検討する必要もあります。「月々いくらまでなら負担なく返済できるか」「子どもの教育費がいつ・どのくらい必要か」など、ご家族のライフプランとともに考えることがポイントです。

マルマインハウスでは、住宅にかかる費用だけでなく、各種工事・手続きに関する諸費用もあわせた資金計画をサポートいたします。将来のご家族さまの生活や家計を見据えて、無理のない返済計画をアドバイスさせていただきますのでご安心ください。

「月々どれぐらいの返済額で家が買えるの?」「住まいのどの部分ならコストを抑えやすいの?」など、気になることがあればお気軽にマルマインハウスまでご相談ください。

関連ブログ
お金に関してイベント(お金について)

2023.05.04

ブログ一覧に戻る

おすすめの関連記事